生死の世界で出会ったもの (ページ2)

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Ⅰ ページ2

～スバルside～
「よしっ！今日も頑張りますかっ！」

「スバルくん！」

いつも通り、台所へ向かおうと部屋を出た俺に話しかけてきたのは鬼メイドの双子の妹、レムだった

「ん？どうした？レム」

「いえ、その……スバルくんに話したいことがありまして……」

「？」

「じ、実は…この屋敷に二人の使用人が戻ってくるんです！」

「悪いんだけど、全く話がついてこれないんですがぁ？そもそも、戻ってくるってどういうことなんだ？」

「二人はレムや姉様より長く屋敷に仕えていました。ある日、ロズワール様の命により、この屋敷を出て行ったそうです」

「なるほど。で、その二人が今日、この屋敷に戻ってくると…」

「はい。ですが、スバルくんには魔女の匂いがついています。同じ使用人でも、襲われる可能性があるので伝えておこうと……」

「わかった。ありがとうな！」

前に一度レムに襲われたことがある

レムの言う可能性は否定できない

「なぁ、レム。その二人とは知り合いなのか？」

「いえ。顔も知りません」

は？

「じゃあ、なんで二人のこと知ってるんだ？」

「ロズワール様がおっしゃっていたので…」

ロズワール…

「他にロズワールに聞いたことはないのか？特徴とか種族とか

「すみません。そこまでは…」

「そうだよな…悪い。色々聞いて……ありがとな」

「いえ。レムもあまり知らなくて…」

とりあえず、二人と仲良くなって殺されないようにしないとな