3話 再会 ページ4
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ダンボールを一旦家に運び、そして親に連れられて幼馴染の元へと向かった。
さいっあく。また今まで通り嫌味ばっかり言われるんだ。
私のメンタル舐めてんのか??そこまで強くないぞ。
「A〜!!」
『うわっ、、』
一番先に私に話しかけた……というより勢いに任せて抱きついてきたのは赤色頭の莉犬君。
話しかけるのはいいけど、なんで抱きつくんだ??そんな必要ある??
「莉犬だけずるいです」
そう言って莉犬を私から引き剥がしてくれた黄色い人。
るぅと君だ。うわぁ、腹黒るぅちゃん出るの早いよ……。
でも、今は助けてくれた……って思うことにした。
ありがとう、今だけは感謝する。
「A、元気だった?」
『な、なーくん、……』
私を一番コキ使っていた、と言ってはいけないけど、一番苦手意識を持ってた人。
私に向けるその軽蔑するような視線が昔から大っ嫌いだった。
「A、?なんで怯えとるん?」
『あ、はは、……、、』
なんで??え、逆になんで??
昔から苦手な幼馴染なんだよ??
私だって苦手意識くらい持つわばか。
「いやー、Aも大きくなったな」
『どこ見て言ってんの殴るぞ』
____あっ、やべ。
いつも、さとちゃんの話を否定したらずっと怒られてた。
殴られたりはなかったけど、それでも、さとちゃんは怖い。
威圧というのか分からないけど……。
やばい、最初からダメなことした……。
「こっわ、さすがに殴るのはナシな」
『えっ、』
あれ、怒られない?
いつもなら「………………は?」って言ってくるのに。
「なんだお前、お前に否定する権利とかねぇよ」とか言ってたのに。
今は無邪気に笑ってる。
本当に何が起きてるの??
「A、僕達から大事な話があるんだけど」
『大事な話?』
水色髪を目立たせながら私に近付くころん君。
ころちゃん、私は貴方の口から私に向けられて吐かれる暴言が苦手だった。
今も、そうなるのかな。
「なーくん、言ってみるんでしょ?」
また昔みたいに奢れとか、かな?
逆らえば次こそ殴られるよな……。
「……うん、A、俺たちと一緒に、すとぷりやらない?」
『はいッ!!!って、ぇ?』
「「「や、やったぁ!!!」」」
引っ越して幼馴染に久しぶりにあったら何故かすとぷりってグループに誘われたんだが。
えっ。…………何事??
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美月(元夜桜)@琥珀糖(プロフ) - (元紅葉です)最高(´^ Δ ^`) (2022年11月27日 23時) (レス) @page22 id: b2669ec10b (このIDを非表示/違反報告)
あはははh((殴 - 番外編ミタイ (2022年10月14日 18時) (レス) @page33 id: aad0fca5dd (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり?ナニソレオイシイノ? - 番外編,,,,,誰が見ないなんて言うんですか!!見ないって言った人は馬鹿です!! (2022年1月23日 20時) (レス) @page33 id: 31683a3327 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 番外編、、みたいです!("⌒∇⌒") (2022年1月6日 10時) (レス) @page33 id: 6ac94b126d (このIDを非表示/違反報告)
優遊スミレ(プロフ) - ちいさん» 「え、もりさんが2人!?どう言う事!?」 (2021年11月8日 6時) (レス) @page31 id: 624ee5c383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨粒。 x他3人 | 作成日時:2021年9月23日 19時