5 102号室と105号室 ページ5
さて、気を取り直して 次へ進む
次に訪れたのは、102号室 黄色のプレート
コンコン
由紀(すいませーん)
はーいっと聞こえたので中に人はいるはず
ガチャ
リチャ(はい)
由紀(あっ！ えっ？)
リチャ(？)
由紀(……)
私は固まってしまった
リチャ(あの、大家さん？)
由紀(えっ、あっ、はい 大家の緋山です
nice meet……)
リチャ(それを言うなら、Nice to meet youやろ？)
由紀(そうも言いますね てか、日本語…… 上手いですね)
リチャ
由紀(失礼しました)
リチャ
由紀(助かります よろしくお願いします)
リチャ(こちらこそ あ、リチャードって言います
リチャでもええからね)
由紀(分かりました では)
びっくり、外人さんもいるんだね
あたしが知らないだけ？なのかも
次にやってきたのが、105号室 橙のプレート
由紀(すいませーん)
はーいと声がしたので
ドアを開けるのを待った
大晴(どちら様ですか？)
由紀(あ、どうも 大家の緋山です)
大晴(え、大家さん？ こんな人やったけ？)
由紀(あ、あの 大家さん ぎっくり腰になって)
大晴(そうなんやぁ 初知りやわぁ)
うそーとか言いながら、頭を書いていた
由紀(という訳なので、よろしくお願いします)
大晴(よろしくお願いします！ あ、自己紹介しときますね あ、痛い痛い 俺 大晴 大晴です)
由紀(……あ、よろしくね)
大晴(すいません すべりましたよね)
あちゃーって顔しながら、こちらを見てくる福本さん
由紀(いや、びっくりしただけだから 気にしないで)
大晴(はい！)
由紀(それじゃ、私はこれで)
個性的な人もいるんやね
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作者名：あーさん | 作成日時：2020年12月5日 14時
