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4 101号室と106号室 ページ4
101号室 赤いプレートで書いてある末澤さん
由紀(よし)
コンコン
しーん
あれ？ いないのかな？ もう一回
コンコン
いない…… 出かけてるのかな？
晶哉(あのー)
由紀(は、はい)
晶哉(隣の方、出かけてるみたいですよ)
由紀(あ、そうなんですね ありがとうございます)
何だ、出かけるのかぁ そりゃいないはずだわ
晶哉(あ、初めまして 僕は106号室の佐野です)
由紀(佐野君ね、若いね 大学生？)
晶哉(はい よろしくお願い致します 聞いてますよ
大家さんになったらしいですね)
由紀(なったって言うかぁ、大家さんの代わりをしてるのよ)
情報早すぎでしょ 大家さん……
106号室の佐野くんは、緑のプレートであった
晶哉(何か分からない事があれば、聞いてくださいね)
由紀(あ、ありがとうね)
晶哉(いいえ あ、一つだけ忠告しておきますね)
由紀(え、忠告？)
晶哉(101号室の方、タラシですから)
由紀(え、)
ふふっと言いながら ドアを閉めて行った佐野さん
なんか不思議な子であった
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作者名：あーさん | 作成日時：2020年12月5日 14時
