大空と生徒会 Ⅲ (ページ22)

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水族館爆破テロ解体編ページ22

綱吉side

田沼「ええ？沢田君が世界政府の人？？」

綱吉「事情は上司より伺いました。爆破物処理班が来るまで繋ぎとして解体に当たります」

職員「こ、こちらです！」汗

………

……

…

ー並盛水族館・観覧車ー

綱吉「４番のゴンドラは何時降りてくる！」

職員「もうすぐ降りてきます！」

観覧車の前に到着した俺は４番ゴンドラが降りてくるのを待っていた

現状、観覧車に乗っていた客を順に下ろしていたのだ

田沼「沢田君…」汗

柏木「本当に大丈夫なの」汗

四条「…」汗

綱吉「早く避難しろ。俺の心配は無用だ」汗

何で付いてきてるんだよ…

避難しろよ…

笹川「ツナ君？」

三浦「はひ…ツナさん…」

黒川「沢田？」

綱吉「！」(何でこの３人まで！！)

職員「もうすぐゴンドラが降りて来ますが、まだ客が全員降りれてません。まだ全体の半分程です」汗

綱吉「構わない」

ゴンドラは降りて、中に乗っていた客と入れ替わる形で乗り込んだ

田沼「沢田君！爆弾が本物だったらどうするの！」汗

柏木「沢田君…」汗

四条「…綱吉」ｺﾞｸﾘ…

職員「君！爆弾の事は！！」

笹川「爆弾って」汗

三浦「はひっ…」

黒川「ちょっ！沢田！」

綱吉「安心しろ。俺はどんな状況からでも生還してきた。不死身の沢田綱吉だ」ﾆｯ

俺はそう言い残し、ゴンドラのドアを閉める…

綱吉「さてと…。天井、床、椅子…見える所にはそれらしきモノはなし…。となると」(…三方向に小型カメラ…監視しているのか。プライバシーの侵害だな)

俺は座席のシートを触ると案の定、何かしらの細工してあり、座面を取り外せた

その下からは長方形の物体が置いてあり、液晶画面は00:25:49と表示されていた

カバーを取り外すと中にはカラフルに何色もの線が繋がっており…問題は…

綱吉「携帯(ガラケー)線で繋がれたある種古いタイプの爆弾だな…遠隔操作が出来るなこれ。けど、問題はコレだな…」

俺は愛用のナイフを一本取り出し、コードを切り始めた

《プルルルル》

端末の表示は烏間室長からだった

綱吉「俺です。今、爆弾の解体に入りました」

烏間『そうか、了解した。…一つ問題が発生した』

綱吉「問題ですか？」

烏間『ああ。今、ネット上で沢田君が爆弾解体をしている映像がライブ中継されている』

綱吉「…なるほど。爆弾犯は監視目的でなく、ライブ配信の形で世間に示すのが目的だった訳か…」