キャンプ その�� ページ14
ﾊｰｻｶ(早坂)side
くじ引きで調理班になった私
キャンプファイヤーをする為に組み上げている皆様と枯れ木を集めている主人達のために調理する事…
なのですが…
奈々「さぁー今日は人数がいるから腕が鳴るわよ〜アリアちゃん！凜香ちゃん！ハーサカちゃん！」
アリア「はい。お義母さん」
速水「はい」ｺｸﾝ
ﾊｰｻｶ「承知しました」(沢田君のお母さん…テンション高いな…)
謎にテンション高いですが…
流石に凄いですね、人数分調理するのにこの手際の良さ…
ﾊｰｻｶ(もしも…もしもママと時間があったらこんな風に出来たのかな…)
アリア「大丈夫？」
ﾊｰｻｶ「！…。はい、大丈夫ですが。どうかなさいましたか？」
アリア「ううん。何だか肩に力が入って無理しているみたいに思えたから」
ﾊｰｻｶ「いえ、そんな事はありませんよ。お心遣い痛み入ります」
いけない…私は四宮家に使える使用人…
ヘマをすれば誰かの首が飛ぶ
私は長年かぐや様に仕え、責任ある立場
こんな所で躓く訳には行かない
奈々「あらやだ！。ランボくんの好物をコンテナの中だわ！どこだったかしら」汗
アリア「あ、お義母さん。一緒に探しましょう」
2人はコンテナの所に向かい
今この場には…
速水「…」
ﾊｰｻｶ「…」(気まずい…)汗
速水凜香…沢田君の愛人…
正直彼等の関係が分からない
先程のアリア様は数年後には沢田君の奥方になられる方
そして速水凜香と神崎有希子…このお二方は沢田君が公言していた愛人の内の2人…
何なら2人は沢田君が責任を取らざる得ない確固たる証拠である子供を産んでいる…
普通、正妻は愛人の存在を嫌がり、汚らわしいと思うはず
何なら良好な関係を築いている事が不思議でならない…
速水「ねぇ貴女」
ﾊｰｻｶ「はい、何でしょうか？」
速水「余計なお世話だとは思うけど…。肩肘張ってたらその内潰れるよ」
ﾊｰｻｶ「…。何の事でしょうか？」
速水様は暫し沈黙され…
速水「貴女を見てると昔の自分を見てるみたいだから…」
ﾊｰｻｶ「…昔の速水様にですか？」
速水「様は付けなくていい…。昔、無理して…周りが見えなくなって…。気が付いたら最底辺の所まで落ちた事があるの」
ﾊｰｻｶ「…」
速水「今思えば、１人で無理し過ぎてたと思う。恩師で出会ってツナに出会って周りに恵まれて。誰かに頼ってもいいんだって」
ﾊｰｻｶ「…」
速水「私が言いたいのは無理しない方がいいって事」
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作者名：修羅 | 作成日時：2022年4月21日 1時
