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一輝「…!忘れるわけないだろ。バイスは俺たちの家族なんだから」
「(もしかして、英寿が書いた願いって…)」
なんとなく…なんとなくだけど、この予想は当たっている気がする
数日後__
スティンガー達とブルーバードに今回の出来事の報告を終えた後、一輝くんに誘われて英寿君とお寿司屋に訪れていた
一輝「ん!英寿、Aさん、めっちゃ美味そう!」
英寿「おっ、美味そうだな」
「これ?はい、どうぞ」
レーンの近くにいた私が流れてきたお寿司を取り2人に渡して自分もネタの乗った皿を取る
一輝「あっ、そうだ。ありがとうな、これは返すよ」
「ん、そうでした。私も」
持って来た鞄から借りたドライバーとIDコアを英寿に返す
英寿「俺の理想の世界が叶って何よりだな」
「やっぱり、そう願ったんですね」
私の予想通り英寿君が書いた願いは【五十嵐一輝が戦いの記憶を忘れない世界】だったようだ
一輝「ん?何見てんだよ?」
「そういえば、先程から熱心に何かを見てますね」
すると英寿君はスマホを私達に見えるように向けてくれた
そこには【轟栄一議員、逮捕】の記事が掲載されていた
「轟って…確か」
英寿「ああ。轟戒真の父親が逮捕されたらしい」
一輝「そっか…食べようぜ」
「ええ(今後、彼の子供達は肩身の狭い思いになりますね。でも、白状な事を言うならこの事は私達の管轄外…私達はあくまでも敵から一般人を守るのが仕事。これからの事は地球の警察の仕事)」
英寿「ああ」
それから私達は食事を再開
一輝「!ウッヒョ〜!無限に食べられるな!」
「ん〜!とても美味しいです」
英寿「デザイアカードで叶える手もあるな“毎日美味い寿司が食べられる世界”ってな」
一輝「う〜ん、いいなあ、その世界」
「でも、毎日はさすがに飽きてくるんじゃない?」
一輝「あはは、ウマッ!」
**
No Side
タイクーンこと桜井景和は道を歩いていると1人の男性に声をかけられる
??「君、この間戦っていた仮面ライダーだよね?」
景和「貴方は?」
??「俺は城戸真司。最後に来た__赤いライダーが俺なんだけど」
景和に話しかけたのは仮面ライダー龍騎こと城戸真司だった
景和「仮面ライダー龍騎」
城戸「君はこの世界で勝ち残ったら、何を願ってる?」
景和「俺は…戦いで退場してしまった人が全て蘇る世界を」
城戸「そうか。俺もずっと願っている、戦いのない世界を」
そして、景和と城戸は少し話をして別々の道へ歩んでいく
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作者名:ヴァルキュリア | 作成日時:2024年3月7日 21時