守りたいもの ページ28
ｶﾞﾁｬﾝｯ、ｶﾞﾁｬﾝｯ！
『マッドリミックス！必殺！カオス！トライキメラチャージ！』
両者共に必殺攻撃を行う
ｶﾞﾁｬﾝｯ、ｶﾞﾁｬﾝｯ!
『-リバイ！ギファードフィニッシュ！』
『-バイス！ギファードフィニッシュ！』
一輝・バイス「「ハァッッ！！」」
ﾄﾞｶｯ！
両サイドから蹴り攻撃をアズマに喰らわせるが
アズマ「ハァッ！」
ﾋﾟｭﾝ！ﾄﾞｻｯ
一輝「うあっ！うっ……」
だが攻撃は跳ね返され一輝とバイスはドラム缶付近まで飛ばされてしまう
アズマ「ハァ…」
一輝「ああっ、ハァ…」
すぐさま立ち上がりアズマからの次の攻撃に身構えるが
アズマ「…うっ、くっ…うう…」
一輝「あっ…」
突如、アズマ変身が解除されてしまう事に戸惑いを見せる一輝とバイス
その訳は…アズマの体は既に腐敗が始まっていた
ｶﾞﾁｬﾝ…
バイス「…！」
ｶﾞﾁｬﾝ…
一輝「……」
するとそこに乗客達を乗せたバスが廃工場の前を横切る
アズマ「…あれがお前の守りたいものか？」
一輝「ああ…俺の愛する家族と仲間たちだ」
アズマ「ﾊｧ……」
既に立ち上がる事もままならないアズマは自らの過去を語り始める
アズマ「俺の愛する者は…必ず先に＊んでいった……人類を正しい道へ導く。そう信じて戦ってきた」
一輝「……」
アズマ「長い間…1人で…」
一輝「お前…楽しくなかったんだな」
アズマ「ああ。次第にあらゆる痛みを感じなくなってしまった」
不老不死と成り果てた彼にとって、長く生きていくと共に感情や痛みが分からなくなっていった
一輝「わかるよ、その気持ち」
アズマ「What？」
一輝「俺も…正直、苦しい事ばっかりだよ。でも…守ってきた人達の笑顔が見られるから。俺は…戦い続けられる」
そう言ってかれはギファードバイスタンプを持ちながらアズマにゆっくり近づき
ｶﾁｬﾝ、ﾋﾟﾛﾝ…
アズマ「…！」
バイス「一輝！何やってんだよ？う〜ん…(;￣^￣)」
ギフの遺伝子が組み込まれた物を敵に分け与えてしまう相棒の行動に呆れるが渋々、納得して戻っていくバイス
一輝「最後は思いっ切り、戦いたいだろ？」
アズマ「フッ(｡-`ω-)。お節介なヤツだ」
一輝「よく言われるよ」
そう言って、アズマからゆっくり距離を取る一輝は拳を構え、アズマも同様に拳を構える
アズマ「ハァーッ！」ﾀﾞｯ
一輝「ハァッ！」ﾀﾞｯ
アズマ「ハァッ！」
ﾄﾞｶｯ
一輝「ハァッ！」
ﾄﾞｶｯ
互いに変身する事なく、拳で戦い始める
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作者名：ヴァルキュリア | 作成日時：2024年2月12日 13時
