検索窓
今日:19 hit、昨日:23 hit、合計:432 hit

2 ページ20

《バス内》

幸実「きっと強い子が産まれるわよ。我が家は一輝も、大二も、さくらも強すぎて困っちゃうけど」

由芽「フフッ……素敵な家族ですね」

幸実「ええ。この幸せは何があっても手放さない。だから絶対にここから脱出するのよ」

由芽「(コクン)」

幸実「頑張りましょうね」

由芽「はい、ありがとうございます」

「なら、私達は益々、負けられませんね」

2人「「!?」」

幸実さんが妊婦さんを安心させている中、2人の会話に少し耳を傾けていた

「簡単にですが、お食事を持ってきました。食べられますか?」

由芽「ありがとうございます」

「幸実さんも、どうぞ」

幸実「ありがとう」

私は妊婦の膨らんだお腹をじっと見る

由芽「?どうかしましたか?」

「えっ?あ、いえ…私のお母様もこんな風に頑張ってだんだなって思って」

由芽「頑張って“いた”?」

「……私は幼い頃に両親と離れ離れになってしまって、家族の思い出は少ししかないんです」

由芽・幸実「「……」」

「…って、ごめんなさい。暗い雰囲気にしてしまって、でも、大丈夫です!両親と会えないのは寂しかったけど、私には旅の中で出会った仲間達がいますから」

幸実「…頑張ったのね」

「はい、たくさん別れを経験しましたがその分、嬉しい出会いもありました」

その後は2人が食事を終えるまで、私は2人とお話を続けた



















さくら「問題はバリアをどう突破するかだね」

「……」

場所は変わって私は今、五十嵐兄妹とバリアをどうするかを考えていた

大二「バリアの発生源の“ギフの瞳”を無効化する必要がある」

バイス「あの“パーフェクトボディ”の持ってるドライバーの事?」

「そう簡単に渡してはくれないでしょうね」

大二「ああ」

バイス「Aさんが魔法で無効化する事はできないの?」

「…難しいわね。そもそもあれに魔法攻撃が通じるかどうか……」

皆で必死に考えを出すなか

一輝「アイツは俺に任せてくれないか?」

バイス「ええ?放っとけよ!ギフの遺伝子さえあげなきゃ勝手に朽ち果てるんだろ?」

一輝「うん…何て言えばいいかわからないんだけどさ…だからこそ俺がこの手で倒さなきゃいけないんじゃないかって思うんだ」

「……」

さくら「一輝兄……」

バイス「ハァ…はいはい。まーた一輝のお節介が出たよ。しょうがねぇなあ、イヒヒヒ……」

「ふふッ」

五十嵐兄妹・バイス「「「?」」」

「ああ、ごめんなさい。急に笑ったりして」

外海の正体→←希望(のぞむ)の思い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヴァルキュリア | 作成日時:2024年2月12日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。