ハイジャック事件発生! ページ2
No Side
3000年前 〈南米 古代文明〉
ピラミッドのような形をした建物に篝火が至る所で焚かれていた
そしてその近くの祭壇らしき場所に奇妙な者が立っておりその側に2人の男がひざまづく
??「ギフ様。どうぞご安心してお眠りください。私達が人類の行く末をこの目で見届けます」
??「人類は愚かだ……必ず過ちを犯すでしょう、その時は私がジャッジを下し、正しい道へ導きます」
祭壇にいたギフと呼ばれた者は目を赤く光らせると2人の前に契約書のような物が現れ自身の力を2人に分け与えると姿を変え眠りつく
それと同時に2人の側には先が尖った黒い何かが落ちていた
??「これで我らは不滅の体を手に入れた」
1人は黒い何かを手にしたままもう1人と共に祭壇を立ち去る
その場には眠りについたギフの肉体のみが取り残される
現在
《茨城空港》
??「ありがとうございます」
空港の搭乗口付近にてある家族の笑い声が聞こえる
??「旅行だなんて、本当にいいの?」
??「明日は母ちゃんの誕生日なんだから、遠慮しないで?」
そう話すのは五十嵐三兄弟の次男、【五十嵐大二】ちなみに心配そうな声を発したのは五十嵐家の母【五十嵐幸美】
??「俺たち兄弟からのプレゼント!2人でゆっくりしてきてよ」
先程の話た人物は五十嵐家の長男【五十嵐一輝】
??「いや、パパ感動…身体がふやけるまで温泉に浸かってくるよ」
そい言って幸美の肩を抱き寄せたのは五十嵐家の大黒柱である【五十嵐元太】
??「お土産待ってま〜すニヤ(・∀︎・)ニヤ。あ、食べ物限定で」
??「おれっちは辛い物限定で!」
両親にお土産をお願いしたのは五十嵐家の長女【五十嵐さくら】、そして一輝の中から飛び出してきたのは一輝の相棒の悪魔で【バイス】
一輝「…あ、すみません!」
??「?」
一輝「写真撮ってもらえませんか?」
??「あ、はい。もちろんです」
一輝は近くにいた男性に写真撮影を依頼し、スマホを渡すと家族の所に急いで戻る
そして、男性がカメラを向けて撮影しようとした時、1人の妊婦さんがカメラの前を通る
女性「?…!あ、すみません」
??「…いきますね〜」
女性が謝りながら搭乗口へ向かうと再びカメラを向けて撮影の合図をする
??「はい、チーズ!」
パシャリ!
撮影が終わると2人は荷物検査の列に並び警備の男性がカバンを確認すると中から出てきたのは変身ベルト
幸美「!?」
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作者名:ヴァルキュリア | 作成日時:2024年2月12日 13時