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「そこまでです！三日月殿！」
いきなりの怒声に、驚いて縁側から落ちそうになる。え、一期さん？あ、そっかここ一期さんたちの部屋か。
「おお、一期か。どうした？」
「どうした？じゃありません‼弟たちが寝ているのですよ！？何を始めようとしているんです！？」
「え、あの……一期さん、静かにしないと他の方が起きるのでは……？」
まさかの一期さんの登場&お説教についていけない。それでもって三日月さんは私の手をにぎにぎしている。え、おじいちゃんどうしたの。
「ただ手を握っているだけだが、駄目なのか？」
「駄目もなにも、えぬじーわーどをださんでください！」
えぬじーわーど←
一期さん可愛い所あるなぁ。
「おお、Aは柔らかいなあ」
「えっと、太っ……肉があるってことですか？」
どうやら私は手にまでお肉を付けてしまったようだ。今日はいっぱい食べたからなぁ。燭台切さんの手によって。
「A殿は早く寝てくだされ。話がややこしくなります」
「え、あ、そうですよねすいません！じゃあ、おやすみなさい」
一期さんの逆鱗に触れる前に、ここは退散したほうがいいと思った。
私は三日月さんの手を振りほどき、立ち上がる。
軽く彼らに会釈してから部屋に戻った。ていうか、私朝早いんだった。忘れてた。
私は早足で夜の廊下を歩いて言った。時折三日月さんの顔を思い出せばやはり会った気がするようなと考えていた。
ただ、三日月さんはこの世界だけの存在なので、気のせいだということにした。
夜空の月には雲が掛かっていた。
＿＿＿
Aが去って行ったあと、三日月宗近はただ、自分の手を見つめていた。
Aの手を握っていた時に感傷するように。
「三日月殿？どうされたのです？」
先程までAと楽しそうに話していた三日月を不審に思ったのか、一期一振が怪訝そうな表情で聞く。
「いや、寂しいなと思ってな」
「は？」
一期は何を言っているんだと思った。寂しいもなにも、三日月とAが会ったのはつい先程のことで、ほとんど初対面ではないか。何を感傷に浸っているのだ、と。
「Aとは、何処かで会ったような気がするが……はっはっはっ、俺はじじいだからな。忘れてしまった」
一期の目に、三日月はどう写ったのだろうか。
今日はいつも以上に月が輝いていた。
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ハルバ(プロフ) - 真理さん» うわぁぁぁコメントありがとうございます！！ 嬉しくてﾌｧｰｰｰ！？！？！？ってなりました！因みに夢主ちゃんは現世でロリコンの天使扱いされてますw (2017年9月20日 20時) (
レス) id: ab0d102e88 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - 現世でも愛される夢主ちゃん…、ロリコン良いっすね((← 応援してます！更新頑張ってください！！！続きがよみたいです！ (2017年9月20日 20時) (レス) id: debd3e2cc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツのツナ | 作成日時：2017年9月10日 13時
