41. ページ42
「Aちゃーん、お茶碗運んでくれる?」
「はーい」
あれから1時間後、燭台切さんと歌仙さんのお手伝いで夕食の準備をしているのだけれど、「Aちゃんはお客さんなんだから、手伝わなくて良いよ」と燭台切さんに言われ主に食器の準備をしている。
後ろで歌仙さんが心配そうにこちらを見ていた。いや、流石にこれくらい出来ますよ……?私、一応16歳だからね?歌仙さん。
お盆にいくつかのお茶碗を乗せ、厨を出る。
意外と重いな……
「おっ A、手伝ってんのか?偉いな」
「薬研くん。おかえりなさい」
いつの間にか出陣から帰ってきた薬研くんは既に白衣に黒シャツ、黒のネクタイに短パン、という内番服(?)に着替えていた。
「もうすぐご飯だよって、燭台切が言ってたよ」
「そうか。俺も手伝う」
薬研くんはそう言って私からお茶碗が乗ったお盆を奪った。
…………奪った、っていう表現は可笑しいかもしれない。
「ちょ、薬研くん!?いいよ、大丈夫。それより休んで来てください」
「んー?俺は充分癒されたし休めたぜ?」
「だっだとしても!その、えっと……ね、念のために?」
「念のために、ってなんだ」
「あぅ……」
くっ、私も成長したし言葉で勝てる!とでも思った自分がバカだった。薬研くん、手強いッ!
「あっ! じゃあ、お風呂は!?まだ入ってないですよね?」
「後で入る。というかAもまだ入ってないだろ。飯食う前に____って駄目だ。今鶴丸の旦那たちが入ってる」
「それじゃあ、薬研くん入って来たら__」
いいんじゃないですか。と言おうとしたけど。したのだけれど!薬研くんはスタスタと先を歩いた。
え、ちょ、薬研くん、人の話最後まで聞こうよ。
「あ、す、少し持つから!待って!」
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハルバ(プロフ) - 真理さん» うわぁぁぁコメントありがとうございます!! 嬉しくてファーーー!?!?!?ってなりました!因みに夢主ちゃんは現世でロリコンの天使扱いされてますw (2017年9月20日 20時) (レス) id: ab0d102e88 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - 現世でも愛される夢主ちゃん…、ロリコン良いっすね((← 応援してます!更新頑張ってください!!!続きがよみたいです! (2017年9月20日 20時) (レス) id: debd3e2cc5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナツのツナ | 作成日時:2017年9月10日 13時