前世思い出したんで推しと親しくなれるよう行動に移します【wrwrd】 (ページ7)

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｢これより、結果を発表致します。
メアリー・クラウス、クラリス・ロマイシン
A・フェリーチェ、以上3名を合格と
致します。｣

嬉しさと緊張感で、どうにかなってしまい
そうだが、聞かなくては聞かなきゃ
いけない事がある。

『申し訳ございませんが、質問が
ございます。』

｢A・フェリーチェ、なんでしょうか？｣

『戦闘試験では私達以外の大勢の方が、
居ませんでした。他の方達はどうした
のですか？』

戦闘試験開始から、ずっと気になっていた
事だ。時間になっても他の人達は来なかった。
試験事に合否があるならば、徐々に減るはずだ。

｢その事ですか。貴女方3名は家庭試験で
他の方達と比べ物に、ならない程の結果を
出しました。よって総統閣下の発言により、
貴女方3名だけを戦闘試験へと進ませました。｣

『お答え頂きありがとうございます。』

なるほど、流石は総統閣下というか…
試験ではどうとでも出来るけど、メイドの
仕事と言えば掃除洗濯が基本だ、そこまででの
成績優秀者を残して戦闘試験に向かわせれば、
優秀者の技量を見れるという事か。
もし、戦闘技術が無かったとしても多少の
指導があれば、改善できるもんなー

｢それでは今から、担当場所をお伝え
致します。メアリー・クラウス、
クラリス・ロマイシン、2名は一般棟
担当します。A・フェリーチェは幹部棟を
担当致します。3名共しっかりと働くように。
明後日から就業して頂きます。それまでは
自由にしてください。｣

…え？私だけ幹部棟…？

ﾒ｢A！貴方本当に凄いわ！
本当なら一般棟で修行してから、幹部棟に
行くのよ？それなのに、初めから幹部棟
なんて！本当に尊敬するわ！｣

ｸ｢えぇ、本当に私も貴方を尊敬するわ。
1人で最初は心細いと思うけど、部屋は
一緒のはずだから、めげずに頑張ってね。｣

2人から褒められ、改めて実感する。
私が…幹部の…推しを近くで見れるかもしれない
場所で働けるなんて…
これからの事を考えると、嬉しさと
不安とで心の中がぐちゃぐちゃになる。

『2人とも…ありがと……私、頑張るねっ！』

思わず泣いてしまった私の頭や背中を、
2人は優しく撫でてくれた。
少ししか言葉を交わしてないのに、
こんなにも優しくしてくれるなんて、
とってもいい人達に出会えたな…