前世思い出したんで推しと親しくなれるよう行動に移します【wrwrd】 (ページ4)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:887 hit

4 ページ4

完全に自分が透明になった事を確認し、方向転換して元の場所へと走り出す。
対戦相手と、すれ違う一瞬自分の透明化を
とき、気配を濃くさせれば、対戦相手は
すぐさま私に向かって脚をあげるのが見え、
しゃがみ相手の脚を思いっきり払うが、
危機を察知したのか後方へと、間合いをとられ避けられてしまう。

『クソッ…』

素早く体制を建て直し、元の会場へと
走り出すが嫌な予感がし、自身の周りに
バリアを作る。刹那、作ったバリアが破れ
３本のナイフが床に落ちる。

『なんでナイフなんか、持ってんだよ！
ゾムさんみたいやんか！』

足元に落ちたナイフに展開魔法をかけ、
相手へと投げ返す。展開魔法がかけられてるとは、瞬時に理解できなかったのかナイフを、
キャッチした瞬間に爆破が起きる。爆破の
影響で仮面が割れたらしく、仮面が音を立てて
落ちる。

『っ！？ぞ、ゾムさん！？』

あまりの同様に、足がもつれ転けてしまう。

『やっべ！』

すぐさま、自身の周りにバリアを貼る。

Zm｢んふふ‪wまさか仮面割れて、顔を見られる
とは思わんかったわ‪w‪｣

今起こっている事に理解出来ず、頭の中が
真っ白になるのと同時に、涙が薄らと流れる。

Zm｢今更怖なったん？‪w｣

私の目の前まで来たゾムは目線を、合わすようにしゃがむ。そこでようやく頭が回転し始め、
言葉を発する。

『ゾム…さん…？』

Zm｢んふふ‪wせやで？‪w｣

目の前に、ずっと会いたく言葉を交わしたかった、相手がいる事に動揺と幸福感と息苦しさで、今度はボロボロと泣いてしまう。

Zm｢っ！？そ、そんなに怖かったん！？
大丈夫か？｣

あぁ…ずっと会いたくて言葉を交わしたかった、推しが目の前に居て、私の事を心配してくれている…でも…

『っ…油断…しちゃ……ダメですよっ』

今は試験中だ…
いい終わりと同時に、ゾムを押し倒し
腕を使えないように腕ごと上に乗り、首筋に先程投げつけられたナイフをあてる。

『チェック…メイトです…』

その発言と同時に、終了の合図がなり。
ナイフを遠くに投げ、力が抜け、また
ボロボロと泣き出してしまう。

『うっ……っ…』

Zm｢…そんなに…怖かったん？｣

いつの間にか腕を抜かれたのか、ゾムの
手は私の頭を撫でていた。