前世思い出したんで推しと親しくなれるよう行動に移します【wrwrd】 (ページ12)

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『…A…A・フェリーチェ…
私の名前です…』

Ut｢ようやく名前教えてくれたわ‪w｣

クスクスと楽しげに笑う鬱先生に、何だか
苛立ちをお持ち思わず、鬱先生の横腹を
指で突っつく。

Ut｢ちょ‪wやめてぇや‪w無言で突っつ
かんといて‪wほら、次行こ？‪w｣

鬱先生の横腹を、突っついていた手は
鬱先生の手と繋がれ、次へと歩みを
進められる。
私よりも綺麗な手なのに、やっぱり男性の
手だと再認識する。

5分程歩いたか歩いてないか、そのくらいで
次のお店へと着く。

Ut｢洋服とくれば次はここやろ？｣

鬱先生に連れてこられ、目に見えるのは
色とりどりに煌めく、アクセサリー達だった。

『綺麗…』

だが、忘れないで頂きたい…
私はしばらくは散財する訳にはいかないのだ…

Ut｢ほら、突っ立てないで中入ろうや｣

後ろから背中を軽く押されてしまえば、
簡単にお店の中へと入ってしまう。

『あ、あの鬱先生残念なんですけど…
私しばらくは散財できないんです…
だから、今回は別の所にしませんか？』

あまりお店の人に、聞こえないような
小さめの声で、鬱先生に伝える。

Ut｢そうなん？じゃあ僕がAちゃんに、
プレゼントしたらええやん！｣

おいこら。

思わず鬱先生の手を引き、店内への歩みを
引き止める。

『鬱先生？私先程洋服買って貰ったん
ですよ？さらにはアクセサリーまで買い与え
ようとしてるんですか？幹部の方が何を
考えてるんですか？』

Ut｢ぼ、僕がAちゃんにプレゼント
したいんやから、ええやん…｣

落ち込んだような顔をするが、ここで許したら
まるで貢がれるの大好き女に思われる
じゃないか！

『ダメです。ただでさえ先程の洋服を
買って頂いて申し訳なく思っているのに、
これ以上プレゼントされたら、消えて
しまいます。』

Ut｢っ…わかった…今回は諦める…
近くに広場があるから、そこで少し
休憩しよか｣

おいこら、次回こそは買わせないぞ。

何とか説得し、お店を出て広場へと
向かへば、子供達が若めの男性と
遊んでいるのが見える。

Ut｢っげ…｣

隣で鬱先生の声が聞こえ、何だ？と思い
鬱先生の顔を伺うとすると、遠くから
おーいという声が聞こそちらに目を向ければ、
先程子供達と遊んでいた、男性がこちらに
手を振っていた。

『鬱先生のお知り合いですか？』

Ut｢まぁ、せやな…｣