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まふまふside
夢を見ていた。
小さい時の夢。
ピアノしか取り柄のなかった僕は、同級生からのいじめの標的になった。
いつも助けてくれたのは妹のA。
助けてもらった時にいつも思うこと
僕がAを守りたい。守れるようになりたい。兄として。
そう思っていたのに、僕はまたAに守られた。
ーーーー『お兄ちゃん!!』
あの時のAの声が頭から離れない。
あの男性がストーカーなんてしなければ…いいや、
あの時僕が跳ねられていれば
Aの“いのり”としての人生を奪うことはなかったのに…
今日は、Aの診断を聞く日…
重い体を叩き起して病院に向かう。
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作者名：いのり | 作成日時：2019年8月25日 7時
