school smoker【Ryohei A】 (ページ16)

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保「はいっもう大丈夫よ？」

保「大したことなくてよかったわー♡
先生の迅速な処置が良かったのねー」

『どうもご迷惑お掛けしました』

失礼しましたーと扉を開けながら腑抜けた声で言う

阿「ふーーーーーーー…ったく

何やってんだよてめーは！！！」

『先生さっき…』

阿「うわ、俺やっちゃった？」

『うん…けっこう…汗ぶっ殺すとか言ってたような…』

阿「ﾁｯめんどくせーなー

…まぁなんとかなるだろ状況が状況だしな」

『そんなに心配だった？』

ちょっと期待して聞いてみた

阿「あたりめーだろ

生徒に怪我させちゃ俺の評判に関わるだろーが」

こーゆーのは別の授業にしてねと先生が言う

は…

なんだ…そーゆー事か…

知らないうちに涙が滲む

阿「え、何？そんな痛い？」

『い』

分かってたことじゃん

何期待してたの私

『痛いよぉぉ～ー』

阿「おいおい困ったなこりゃ」

この人の中には私の存在する場所すらない

この人の「トクベツ」になりたい

だけどその事に気づいてしまったらもう

先生の傍には

居られない