62.懐かしい声 ページ12
かけ直して数回コールを数えるとすぐに出てくれた。
「ごめん。すぐ出れなくて」
大「や、俺こそ急にごめん」
「どーしたの?」
大「どーしたのって酷くない?お前が帰国して全く連絡よこさないからこっちから連絡してやったっつーのに」
「あ、ごめん。日本着いたら連絡するって言ってたね」
大「ま、何もないってことは逆に元気にやってるとは思ってたけどね。どー?そっちの生活は。三代目だっけ?みんなと仲良くなれたか?」
「うん!みんな優しくていい人ばっかだよ」
大「そっか。ならよかった」
「大智、なんかあった?」
大「俺もまた日本に帰ることにした」
「え?!そーなの?!いつ?!」
大「んー、まだ詳しく決めてねーけど3年以内かな」
「それまではアメリカにいるの?」
大「まぁな。で、今俺が務めてるダンススクールの試験に合格したら日本で俺のダンススクール作ってくれるってことになってる」
「え!!すごいじゃん!ずっと大智の夢だったもんね」
大「うん、とりあえずその報告しようと思って」
「試験っていつ?」
大「それが気まぐれでさー、早くて今年中。遅かったら来年の冬だって」
「あ、だから3年以内ってことか」
大「そ。だから結果わかったらまた報告すっから。そーだ、啓司さんは?会ったの?」
「会ったよ!なんか同じ事務所で働くことになった」
大「そりゃ当たり前だろ、EXILEなんだから」
「え!!大智知ってたの!?」
大「ダンスしててEXILE知らない方がビックリするわ」
「なんだー、知ってたなら教えてよ」
大「いちいちそんなこと言わねーだろ!
じゃ、また連絡すっから」
「うん!あたしもまた掛けるね!」
大「じゃーな」
「はーい」
懐かしい声を聞いたら向こうに居たころの写真を見たくなってアルバムを開いた。
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作者名:nao* | 作成日時:2018年10月15日 22時