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この部屋はとてもひんやりしてる

必要最低限なベットもテーブルもない

毛布が1枚だけ

それと話し相手にお人形さん

金色の3つ編みの子も

随分と汚れてしまった


ブチッ


ビリア「…… …あ」


お人形さんの腕が取れてしまった…

綿がポロポロ出てくる


ビリア「…私には直せない…」


腕をくっつけたり離したりしてると

部屋にノックが響いた


メイド「ビリア様、お夕食でございます」


メイドが部屋に夕食を置いてくる

そして行ってしまう前に私は引き留める


ビリア「あの…、…お人形さんの腕…
  直してください…」

お人形さんを見せるとメイドは少し

困ったような顔をした


メイド「…わかりました」


そういって受け取ってくれるけど

その次の朝食の時に来たのは

茶色の髪をした男の子のお人形さんだった




メイドも




お母様も







私の物は直してくれないの





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作者名:R-n2 | 作成日時:2014年12月2日 17時

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