最後の願い事。�供收湘舂換亜�

#48 ページ8

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『俺ってさ、ちゃんとこうして好きだなぁって思える人30年も生きてて今回が初めてなんだよw』









｢えっ...それってでも...｣









『ほんとなの。だからAは俺の“初恋の人”だよ？w』









｢それなら...尚更一目惚れなんて、｣









『一目惚れってこれなんだなって思ったよ、俺。Aに初めて出会った時』









あははってまるで子供みたいに
ワクワクしたように笑う西くん。
本当に...初恋なんだ、って。
本当に一目惚れだったんだって。
好きでいてくれることも嘘じゃないんだって…
そう思うだけでなぜだかわからないけど
抑えていた何かが込み上げる。









｢...ｯ...めん...｣









『A...？』









｢ありが、とっ.....ﾋｯｸ...ごめん...ｯｳｩ〜...｣









『なんで謝るのw泣かないでよー...』









“俺今慰めに行けないんだからね？”
って励ましてくれる。
こんなにも想ってくれる人を疑ってしまったのも
恋をする気持ちを偽りにしてしまおうとしていたのも
全部後悔した。









『だから、俺待ってるから...頑張るから』









｢...うん...応援してる｣









『ははっwそれは期待させちゃうから言っちゃダメw』









｢急に泣いてごめんね...｣









涙も止まり落ち着くと
いきなりの行動に今更恥ずかしくなり
慌てて謝る。









『いいよ。そんな素直なAが好きなんだもん』









｢...ん。//｣









『今照れたでしょ？w』









｢照れてませんけどっ｣









『ふはっwwツンデレも可愛いよww』









何言ってもそうやって甘やかす西くん。
きっとこの人をちゃんと好きになれたら
すごくすごく毎日が楽しくて幸せなんだろうな、
なんてちょっと考えたのはいつかの日が来るまで内緒。









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