最後の願い事。�供收湘舂換亜�

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最近の私は...いわゆるモテ期ってやつだ。
夏輝くんとはあの後普通に話せて
帰り際には1人電車に揺られながら悩んだ。









(...夏輝くんも西くんも、どうして私なのかな)









ふと、携帯をずっと放置していたことに気付き
カバンから携帯を出し通知を見る。









｢西くん...｣









通知の中には悠里や他の友達からのLINEの他に
西くんの通知が入っていた。









隆弘今日電話できる?









“隆弘”って名前の通知が来るだけでドキドキとうるさいこの胸も、“電話”って内容になると痛いくらいに暴れ出す。
もう何度もしてきてることなのにどうして相手が西くんってだけでこうなるんだろう。









私はトーク画面を開いて
一言“できるよ”と返して閉じる。









____間もなく○○駅。終点です。









アナウンスがなり、私はホームへ降りて改札を出て
歩いて5分の家へ歩く。









｢悠里...仕事終わったかな…｣









昔、学生時代のとき
私には今と同じような時期があった。
最初で最後のモテ期じゃんってくらい
好きな人と上手く行き過ぎて、
私のことを好きだと言ってくれる人も現れた。









(結局全部上手くいかなかったけど...)









そのときも悠里がいなかったらきっとボロボロだった。
悠里がなんで相談してくれないのって心配してくれて助けてくれなかったら...
そして、今また同じ状況に立つ私。
どうしよう、と悩み出す前に悠里には相談しておこうと思ってLINEをいれる。









｢ただいまぁ〜｣









家のドアを開け中に入ると
冷たい空気とまだ綺麗な白い壁に
少しスッキリした気分になる。









｢ふぅ...｣









ソファに座って一息つく。









ﾋﾟｺﾝｯ









LINEの通知音がなり、
携帯を開くと悠里から心配しているのであろう返事の仕方のLINEがきた。









悠里Aは自分の気持ちまだわかんないの?









“自分の気持ち”
私はまだ...何もわからない。









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