最後の願い事。�供收湘舂換亜�

#74@西島 ページ34

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｢またね｣









そう言うと素直に家に入るA。
一気に緊張が解けて肩の力が抜ける。









｢気付かれたら...怒るかな｣









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___20分前









電車の中。
思ったよりガラガラだった帰り。
2人とも椅子に座れて
周りに人もチラホラしかいない中
Aは俺の肩に頭を預けて寝ていた。









｢無防備だな〜...｣









寝てもいい。とは言ったものの
好きな人が自分のすぐ隣で寝ているこの状況...
きっと俺がここにいなかったら電車乗り過ごすわ知らない人に誘拐されるわしてるよ？









｢可愛いくせに自覚ないもんな…w｣









貴女｢...た、か..？｣









｢...何の夢見て俺の名前呼んでくれてんの？｣









幸せそうに眠るA。
俺はこっそりその額にキスをした。









___次は○○駅









貴女｢ん...え、き...？｣









｢ぁ、起きた？｣









貴女｢.....んわぁ！ごめんっ｣









慌てて離れるA。
あぁ、もう離れちゃうのかーってちょっとガッカリ。









(でも...新しい一面見れたからいっか)









たぶんこんなに無防備な姿を見せてくれるってことは
俺も信頼されてきてるってことだと思う。
俺だけに見せる顔、とかあるのかな...？









貴女｢ぁ、隆弘行こ？｣









｢ん、行こう｣









自然と呼ばれる“隆弘”って名前。
嬉しくて自然とAの手に自分の手を重ねて歩いた。









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