最後の願い事。�供收湘舂換亜�

#58@安城 ページ18

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担当させてもらう渡辺さんと瀬端さんを見送る。
僕の隣には笑顔で2人に手を振るAさん。









｢俺も...いつかあんな風に隣に素敵な女性が並んでくれる時が来るのかな…｣









ﾎﾞｿｯ




と、聞こえるか聞こえないかの声でつぶやく。
すると、Aさんが勢いをつけてこっちを振り向く。









貴女｢同じこと思ってた！｣









｢ぇ...ん？｣









貴女｢あれ？今の夏輝くんの声だよね...｣









｢ぁ、う、うん。僕の声｣









貴女｢だよねw私もいつかは…って考えてたのw｣









そう言って笑うAさん。
僕はこの人の笑顔が好きで、
この人自身のこともいつからか気づいた時には
好きで目で追ってしまっていた。









｢...でも僕は...僕の隣には、Aさんがいて欲しいな｣









貴女｢...えっ、と...//｣









｢ふふw僕本気だからね？｣









貴女｢ぁ、先！上行ってるね！｣









そう言うと資料を持って走っていってしまう。
僕も少しはAさんの中で“ただの同僚”から
別の見方に変わってきてるのかな？









ふと机の上に忘れられたAさんの携帯を見つける。
その時、ﾁｶっと光った携帯の画面が
LINEの通知を表示した。
見るつもりは無かった、けど見えてしまった。









隆弘昨日連絡出来なくてごめん...週末は俺朝から会えるんだけど、Aは大丈夫そう?









(隆弘って...誰？)









週末。
その日は俺が誘って断られた日。
きっとこの人と会う約束をしているんだろう。
...隆弘。それは紛れもなく男の人の名前で、
どこかで聞いたことあるような名前。









(...まぁ、彼氏いないって言ってたし...友達かもな…)









携帯を持って、自分の持ってきた資料とともに
Aさんの待つ所へ向かった。









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