犬猿の仲 (ページ36)

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第34話ページ36

ハ「スニッチを見つけたんだわ！」

ハーマイオニーがそう言うと、グリフィンドールの歓声は更に高まった！風よりも早いんじゃないかと思うぐらいのスピードでスニッチをを追い掛ける。
すると、急にグワングワンしだした。まるで、箒がハリーを振り落とそうとしているかの様に。

「何あれ？ハリー大丈夫かな...？」

ﾛﾝ「まるで箒が振り落とそうとしてるみたいだ！」

観客席がざわざわし始めた。

ﾊｸﾞﾘｯﾄﾞ「んなわけねぇ。ニンバス2000はんなことしねぇはずだ。」

「ハグリッド！」と皆。ハーマイオニーがハグリッドの首にぶら下がっている双眼鏡を手に取る。

ハ「はっ！スネイプよ！」

ﾛﾝ「何だって？」

ハ「スネイプがハリーの箒に呪いをかけているんだわ！そしてー...クィレルが反対呪文をかけている！」

ﾛﾝ「どうする！？このままじゃハリーが...」

ハ「私、行ってくる！」

ハーマイオニーが席を立って、(多分)スネイプかクィレルのところに向かった。
ハリー、どうか落ちないで！
皆恐怖で顔が引きつっている。ハリーも今にも落ちそうで危ない状況だ。

ﾛﾝ「はやくしてくれ...！」

しばらく待つと、急にハリーの箒は正常に戻った。先生の観客席を見ると、どうやらスネイプに火の呪文をかけたみたい。これで一見落着..！

「ハーマイオニーありがとう！」

ハ「これくらい楽勝よ！」

ﾛﾝ「君が居なかったら今頃ハリーは...」

ネビルを見ると、ハグリッドに顔を埋めて泣きっぱなしだ。

すると、ハリーが急降下し始めた。スニッチだ！でも私達が見たのは、地面に降りて気分を悪そうにしているハリー。また観客席がざわざわし始めると、手を上に上げた。持っているのはスニッチだ！

ーグリフィンドールが勝ったんだー