犬猿の仲 (ページ2)

今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:6,645 hit

第1話ページ2

魔法。

そんなのないと思ってた。

――あの手紙が届くまでは――

-*- -*- -*- -*- -*- -*- -*- -*--*- -*- -*- -*- -*- -*-

「ふぃー！ただいま！」

私の大好きなチーズハンバーグの香りがした。

母「Aおかえり！」

「いやさー...今日は大変だったよ？プールで足はつるわ、授業中椅子から落ちるわ、弁当忘れるわ...」

ふっ...せっかくの弁当の日だったのに...私もマミーのを手伝ったのに...

母「そんなんで大丈夫なの？」

「小6なんてみんなそんなもんでしょ。」

母「そんなこと言って...同じクラスのあみちゃんは頭いいでしょ？しっかりものだしー...それに...」

「うるさいうるさい！分かりましたよー！」

私はわざと足音を立てながら階段をのぼり、自分の部屋に入った。

親は、『人は人。うちはうち』って言うわりに
は比べるよね。まぁどこの家でもそうだろうけど...w

うー...早く親離れしたい！一人暮らししたい！あ、でも一人暮らしは寂しいな。友達と住もうっかなー♪

するとリビングから母の声が聞こえた。