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「ジョルノ・ジョバァーナです。よろしくお願いします」


ジョルノ_という少年は深々と私たちへと頭を下げる


第一印象は結構いいかも

初対面でも舐められたように感じなかったし




「ごめんな、フーゴ。オレ一生懸命勉強するよ、だからまた教えてくれ」

「僕の方こそ許してください、ナランチャ」

「....」

「♪」


おーおーおー、お前ら打ち合わせでもしたのか

皆は一斉に新入りの挨拶をシカトすると各々別の事を始める

私までもなんだか居心地が悪くなり、仕方ない、と雑誌を開いた


「おいお前らッ!このブチャラティが連れてきたんだあいそよくしろよッ!証明のバッヂも持ってるッ!」



ブチャラティがあまりの私たちの横暴に流石に喝を入れた

そりゃあそうだろうな〜、昨日散々愛想よくしろって打合せしてたのに完全無視だもんな

ふと、正面を見るとミスタが私に何やらアイコンタクトをしている


なんだ、なんだその気持ち悪い笑みは



(なによ...?ブチャラティ怒ってるじゃない)

(いいから、見ろよ!アバッキオを!)

(はァん?アバッキオ...?)



どれ、とミスタの言うとおりに隣に座るアバッキオを覗き込む


(ゲッ!!)


とんでもなく幻滅した、あろうことか高級リストランテでこの男恥部を露出して小便何てものをしている

咄嗟に目を反らしたが、そりゃあもう間に合わなくてバッチリ見てしまった

ミスタに殺すぞ、とハンドシグナルをするもケケケと笑うばかり

当の本人はというと、私に見られたのを知るとお前、Aに教えてんじゃあねーよ!とミスタを静かに小突いた


ミスタを小突いてももう遅い、私はお前を小突きたい


「いいですとも、ジョルノくんだっけ?立ってるのもなんだからここ座んなよ。お茶でも飲んで...話でもしようや」


はァ〜〜...もういやだ

初っぱなから居心地の悪い新人イビりに付き合わされてウンザリする

何よ、ジョルノ君いい人そうじゃあないの


失礼します、と私のとなりに座る彼の前にアバッキオの小便_アバ茶と言ったようなものが差し出された

隣に座る私もつい目を背けてしまった


このやろう、さっきまで美味しく飲んでた紅茶が気分的にもう飲めないだろーが


歳なんかを聞かれているうちに、空気が"お茶を飲む"空気になる

皆が固唾を飲んで見守る


「うッ!」



ほら、今の聞いた?

アバッキオお前_悲しくないの



心のなかで、ゴメンジョルノ君と平謝りしながら私はまた彼の持ったティーカップの中身を覗いた

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雷獄丸(プロフ) - うわああ!良いところで…!更新頑張って下さい!滅茶苦茶面白いです! (2019年4月17日 11時) (レス) id: c071576eae (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - (名前)さん» ありがとうございます!励みになります〜! (2019年2月14日 18時) (レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白いです!!続き頑張ってください!! (2019年2月13日 15時) (レス) id: d9386c92f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RIOT | 作成日時:2019年2月11日 20時

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