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「何か外とか天気いいしさあー、一日ぐらい勉強しなくたってさあー、何か今日は乗り気じゃあないんだよー」
勉強をしていたらしいナランチャが分からなくて退屈したのか、間延びしたような声を出す
私もなんだか退屈でさっきからボーッと雑誌を眺めているだけだ
ふー、とため息をつくとトントン、と横からテーブルが叩かれた
「暇なのか？茶、入れるか」
「あぁ、ありがとうアバッキオ。じゃあお願い」
アバッキオ、こういうところ気が利いてなんだろう、ギャップ萌えというやつなのかな
普段は色々言う割に、この男こういうところが優しかったりする
アバッキオがお茶を淹れる様子を横でウキウキしながら眺めていると
「おい何のマネだこりゃあ〜〜！？」
「何ってイチゴケーキですよ。デザートを食べたきゃ選べば」
あ〜あ〜、もう次から次になんだコイツらは
ミスタはケーキが４つあるからと言ってギャイギャイ喚いている
なんなんだろう、ウチのチームはホントに皆変わっている
ミスタとフーゴがケーキの個数で言い合いをしているのを見ているうちにお茶が入ったようだ
「Grazie.アバッキオ」
「ヘイヘイ」
うるさい奴らは放っておいて私は紅茶に口を付ける
口の中にダージリンの心地よい香りと味が広がった
アバッキオの紅茶を淹れる才能は確かなものらしい
「あ〜...落ち着＿」
「あぎゃアアアーーーッ！！」
かないか...そこそこいいリストランテだというのにコイツらはお構いナシに叫び声を上げる
だから血の気の多い奴らだとか思われるんだ
「このチンピラがオレをナメてんのかッ！何回教えりゃ理解できんだコラァ！」
キレたフーゴはもう誰にも止められない
私たちは敢えて無視して紅茶を飲みながらケーキに舌鼓をうつ
放っておけばいつの間にか落ち着いているだろう
再び雑誌を読もうと手を伸ばした
その時＿
「てめーらッ！何やってんだーーッ！昨日話した新しい仲間を連れてきた！」
来た＿
黄金の髪を靡かせて、威張りもしない、へーこらしたりもしない
無駄のない動きでブチャラティの後ろからついてくる男
コイツが＿例の新入りの男...！
「ジョルノ・ジョバァーナだ！！」
これが私たちの運命を導き、正義の心を知らしめる男との出会いであった
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雷獄丸(プロフ) - うわああ！良いところで…！更新頑張って下さい！滅茶苦茶面白いです！ (2019年4月17日 11時) (
レス) id: c071576eae (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - (名前)さん» ありがとうございます！励みになります〜！ (2019年2月14日 18時) (レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白いです！！続き頑張ってください！！ (2019年2月13日 15時) (レス) id: d9386c92f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT | 作成日時：2019年2月11日 20時
