高飛車と拳銃＿ﾐｽﾀ ページ5
「ピアスの穴開けてほしいんだけど」
Aは至って冷静な様子で俺に向かってそう言った
「はぁ？ピアスだァ？」
「ピアス」
「何を突然...何かあったのかよォ〜？」
突然ピアスを開けたいだの言い出す俺の彼女に向かって俺は少なからず何かあったんだろうと考えた
Aが突拍子に物を言うときは大抵何かあったとき
「別に、開けてみたいと思っただけだし」
「いいけどよォ〜、痛いぞォ〜。バチンッてよ〜...お前泣くかもしんね〜ぞ〜」
うえ〜ん、とからかったように泣き真似してみるととても不機嫌な顔をしてらっしゃるA様
なんだなんだ、本当に何かあったのか
そんな笑えない反応されても、俺、どうしたらいいか分かんねーよ
「なぁ、本当に何かあったのか？それって彼氏の俺にも話せねぇことォ？」
「...別に何もないって、早くいいから」
「早くっつってもよ〜、今ここに開けるモンねーしなァ」
"彼氏"を誇張しても頑なに話そうとしないAに少しムカつく
なんだよ、俺は頼らねーってのか
大体開けろ、と言うのはいいが俺がピアッサー何てものを常備しているワケもなく
当のAも開けたことないし、衝動的にそう思ったから持ってないという
じゃあどうやって開ければいいんだっつー話だよ
「これで開ければ」
「なッ！お前これアイスピックじゃあねーか！こんなモンで開けれるわけねーだろ！」
Aが差し出したのは先の細いアイスピック
これで開けろなんて、バイ菌が入るかもしんねーし、痛みだって正規のもののそれとは比べ物にならないだろう
やっぱり今日のコイツなんかおかしい
「もう一度だけ聞く＿何があった？俺が三つ数えるうちに言わねーとコイツを撃つ」
俺はAの手を引いて、豊かな胸元に冷たく光ったリボルバーを埋め込んだ
Aはギョッとしたように目を見開いて汗を流す
「ちょっ、ちょっとミスタ！」
「ウーノ」
カウントを始めるとワタワタと慌てて俺から逃げ出そうとするA
ドゥーエ、と言うとギュッと目を瞑ってそのあとを待っていたそんな姿が
＿どうしようもなく、可愛い
「時間切れ＿」
俺はリボルバーを後ろに放り投げAに噛みつくようにキスをする
柔らかくて、心地よいAの唇が堪らない
「じ、銃は！？」
「打つかよバーカ。お前が何があったか言うまでピアスはお預けな」
その後、俺と釣り合ってないと街で言われたことを聞いて彼女を慰めたのはまた別の話
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yu - リクエストお願いします！ドッピオで独占欲系のをお願いします！ (2019年10月18日 22時) (
レス) id: 4c1ddb9ee6 (このIDを非表示/違反報告)
フラジール - アバッキオが敬語…だと!?（何か失礼だな…） (2019年6月18日 20時) (レス) id: dca7bd7b81 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - ↓のリク アバッキオは夢主が依存してる事知ってる設定で (2019年5月8日 17時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - リクエストで夢主がアバッキオに依存してる話お願いします 夢主はアバッキオを『レオーネ』って呼んでる設定で (2019年5月8日 16時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
饅頭茶漬けヽ(*≧ω≦)ﾉ(プロフ) - ん”ん”ん”ん”！リクエスト書いてくださりありがとうございました！すごくよかったです！ (2019年2月23日 20時) (レス) id: a5473f27af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT | 作成日時：2019年2月11日 16時
