げーむちゅう。【さとみ】

かいくん。 ページ15

『猫ちゃんの名前決まりましたぁ〜〜！
カイくんです！はい！可愛いでしょう！！！
みんな見て！！可愛いうちの子！

活動名の「うみ」に関連させたくてこの名前にしました！女の子です！！可愛ええやろ！！』

世界一可愛いうちの猫ちゃん、カイくんのベストショットをつけてPCからツイートする。

《カイくん！可愛いぃ(´˘`＊)》
《こんなに映える黒猫ちゃん初めて見た！》
《Aちゃんの親バカっぷりが……笑》

沢山のリプライに、いいね、RT。
通知がばぁーーっと流れていって、誰が私のツイートに反応してくれてるかなんてほとんどわかんない。

なかなか、センスのあるリプライが多くて、見ながら笑ってしまう。

ピコン

スマホに通知が来て、ぱっと反射的に画面を見る。

『さとちゃんがRTしました。「猫ちゃんの名前決まりましたぁ〜〜！………」』

『さとちゃんがツイートしました。「RT：黒猫ちゃんってこんな可愛いんだ………」』


「んん！？」

私は普段のアカウントで、さとみさんの通知をオンにしてて。
さとみさんがRTしたであろうツイートは私のツイートかもしれない。

通知をタップして、さとみさんのツイートを見る。

確かにそれは私のツイート。
なんか、別のアカウントから自分のツイート見るのって変な気分だなw

『RT：黒猫ちゃんってこんなに可愛いんだ…
と思って眺めてたら、「浮気するんじゃないにゃっ！」ってひなちゃんから猫パンチくらった……
俺のひなが今日も可愛いいい！！』


さとみさんが私のツイートを見ている。
サブのサブ垢でだけど、RTして、カイくんについてツイートしてる！！！

驚いて、とりあえず活動垢でいいねとRTをする。

『黒猫、すっごく可愛いんですよ！毛がつやつや✨
ひなちゃん、可愛いですね笑』

活動垢でさとみさんのツイートへの返信を打って、送信ボタンをなかなか押せず、結局文章を消した。

さとみさんが見たのは、あくまでカイくんであって、ツイート主が私であることは全然頭にないと思う。

それなのに、私がリプライ送ったらウザイよね。

いやいいんです。
さとみさんにRTされただけで、1ヶ月は生きていけます。

心の中で手を合わせた。
そんな風に過剰に喜んでしまう私は、もう立派なさとみさんのリスナーだ。

うきうき。→←かれのきもち。 satomiside

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