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「お嬢さん達、どうしたんだい？」
優しく、甘い声でそう言ってきた。声をかけてくれた。こんな私達に。
まだ小さかった私達はその人に助けを求めようした。差し伸べてくれた手を取ろうとした。
ただ、その時、私の頭の中でなにか嫌な予感がぐるぐると回った。だめだ、って思った。
だから私はそいつの手を振り払った。なるは、とても驚いた。相手自身も驚いた。そして次の瞬間、その男は一気に顔色が豹変した。
「あーあ、大人しくしてくれたら痛くしないで連れて行こうと思ったのになー」
声を低くしてそういった。やっぱり、この人は私達を騙そうとしたんだ。ゆらゆら、とその男が私達に近づいてくる。
「ちょっと痛いけど我慢してねー」
殴られる、そう思って私はなるのことをギュッと抱きしめて目を瞑った。
＿＿だが、いつになっても痛みは来なかった。
恐る恐る目を開けてみるとあの男が倒れているのが見えた。そしてその前には一人のマフラーをしている男性が立っていた。
「君達、大丈夫？」
その言葉にすぐに返答はできなかった。もしも、これがこの人たちの作戦なのだとしたら。私達を一度安心させて連れて行こうとしているのならば。そんな思いがあったからだ。
ただ、なんとなく…なんとなく、この人のことは信じてもいい気がした。
『…だ、大丈夫…です…』
なんとか声を出して私は応えた。なるは恐怖からか気を失ってしまった。どうしよう。まだ信じていいかわからないから。警戒しながら一定の距離を保つ。
「ねぇ、俺に着いてきてくれる？その女の子も手当しないと出し…もちろん君も」
跪いて私と目線を合わせてそう言ってきた。信じるべきか…？わからない。でも…なるを助けたい。
そう思って、私はその人の言葉に頷いた。
続く (更新停止中)
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シロユリ(プロフ) - すずねこさん» ふふ。ありがとうございます(*˘︶˘*).｡.:*♡ (2022年8月13日 1時) (
レス) id: 7229eec7ab (このIDを非表示/違反報告)
すずねこ - 頑張れ頑張れシロユリお姉ちゃん (2022年8月12日 15時) (レス) @page16 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
すずねこ - わー、がんばれー!(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2022年8月12日 15時) (レス) @page16 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
シロユリ(プロフ) - すずねこさん» ありがとうございます！お姉ちゃん全力で頑張るわ！！ (2022年7月14日 22時) (レス) id: 7229eec7ab (このIDを非表示/違反報告)
すずねこ - 頑張ってください！シロユリお姉ちゃん (2022年7月14日 19時) (レス) @page10 id: 5c9b7042cd (このIDを非表示/違反報告)
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