初恋。～その恋一生忘れない～ (ページ5)

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Story5 ページ5

尾澤と初めて出会ったのは5歳。

隣に引っ越して来たのが尾澤だった。

同い年ということからよく一緒に遊んでいた。

時は大きくとび、小学4年生。

目付きとガタイのせいで避けられるようになった。

でも尾澤は俺を避けなかった。

尾澤「目付きとガタイをコンプレックスだと思わないで。私は...格好いいって思ってるから！」

そして、小学校最後の年の6年生。

俺は一部の先生からにも避けられていた。

ある日、体育の先生から授業で使った道具を全て片付けろと言われた。が、無視して片付けなかった。

そうしたら放課後呼ばれ、体育倉庫に行った。

行ったと言うか、俺からしたら行ってあげたもんだ。

体育の先生は俺を嫌っていた。

そいつの話は続くが、まあ退屈なので帰ろうとした。

帰ろうとしたが、その時体育の先生の大きな拳が降ってきた。

尾澤「やめてっ！」

尾澤は体育の先生の腕を両手で止めていた。

その後尾澤が来たから、と理由で体育の先生は体育倉庫から出ていった。

尾澤「無事でよかった...」

抱き締めてくれた。

その感覚は今でも覚えている。

温かかった。

イライラもどこかに消えていった。

俺は尾澤に救われている。

俺も...尾澤を救いたい。

救いたいっていうか、幸せにしたいっていうか...

その時から、俺は尾澤のことを好きになった。