低音ボイスにはご注意を【 青 】

３４. 。 ページ36

『 はあ 、はぁ … 疲れたっ 』



重岡「 ひっさびさに走ったわ … っ 」









説教覚悟でしげと教室に向かう



その頃には 、もう少しでSHRが終わる時間になっていた









重岡「 そうや 、今日もクレープ屋行こ 」



『 え 、また？ 』



重岡「 ええやん！食べたいねん 」









そう言うしげはいつものニコニコ笑顔で



でもどこか 、悲しそうな表情をしていた 。









_______









重岡side









昼休み 、俺は3年の教室に来ていた









重岡「 あのー 、藤井流星っております？ 」



「 はっ 、はい！ 」









クラスの前にいた女子に声を掛けて藤井さんを呼んでもらう









藤井「 んー 、どした？ 」



重岡「 … 今日の放課後公園来て 」



藤井「 公園？別にええけど 」









当の本人はポカンとした顔で俺の話を聞いていた






あーあ 、俺ってほんま優しいやんな



二人の仲直り手伝ってあげるんやから 。






そうやなぁ 、とりあえずクレープ屋でAに色々話して公園に行くように誘導しよう









藤井「 … Aは 」



重岡「 ん？ 」



藤井「 Aは公園来るん？ 」









不安そうに聞いてきた藤井さん



何やねん 、Aのこと好きならもっと堂々としろや









重岡「 さあ？どうでしょ 」



藤井「 っ … 」



重岡「 じゃ 、授業始まるんで行きますわ 」









まだ何か聞きたそうにしてた藤井さんを無視して 、俺は自分の教室に戻った

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