低音ボイスにはご注意を【 青 】

３０. 。 ページ31

あの後 、しげはクレープを食べて家に帰って行った






ほんま気持ち明るくしてくれるプロやんな



モヤモヤした気持ちがちょっと晴れた気がする 。









次の日の朝 。



私はいつも通り学校についた









芹奈「 あっ 、Aおはよ 」



小瀧「 おはよ 〜 」



『 うん 、おはよう 』









挨拶を済ませると「 離れてください 」と小瀧さんを軽く叱る芹奈



ほんまに懐かしい 、私もこんなやり取りしてたんや






二人の邪魔はやめよう と思い 、私は自分の席についた









「 流星！！ 」



藤井「 何やねん 」



「 今日遊ぼ？ 」



藤井「 やから 、そう言うんやめるって 」









廊下からそんな声が聞こえてきた



地獄耳を立てれば聞こえる程度で 、私はすることもなくその会話に耳を向けた









「 最近流星付き合い悪いで？ 」



藤井「 … 気分乗らん 」



「 毎日暇だよぉ！ 」









「 ちょっ … 」と言う声が聞こえて廊下に目を向けると 、女の子が藤井さんの腕に飛びついていた



藤井さんはあからさまに嫌な顔をしてたけど 、私からしたらその子が可愛く見えた






あんな素直で可愛い子になりたかったな なんて …






これ以上聞いても虚しくなるだけやから 、私は机に突っ伏した

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