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「ただいま〜。」
健「おかえり〜。」
「パン、食べ終わったみたいで。」
健「うん。ありがとー、んで、あのさ……」
「なに〜？」
健「……俺がしばらく東京に戻らないって言ったらAは俺をここにおいてくれる？」
「うん！もちろんだよ。」
健「ほんと！？」
「でもしばらく東京に戻らないでセクガルを幸せにできる？」
健「…それは……」
「それは健人くんらしくないじゃん。健人くんはみんなの王子様だもん。」
健「そうだよね。ふふっ」
このケンティーの笑い方初めて見た…なんか闇があるような、笑い方？でもうち周りを見る力あんま無いし、
気のせいだよ、ね？
「健人くん自身がちょっと休むつもりでここにとどまるのは全然いいんだよ？」
健「うん。」
「でもね、急に健人くんだけ雑誌にもテレビにも出なくなったらセクガルはみんな心配すると思うよ。少なくともうちは心配する。」
健「そうだよね…。」
「うん…あ、なんか事情があるんだったらうちでよければ聞くよ。」
健「ほん、と？」
「うん、もちろんだよ！」
健「じゃあ聞いてもらおうかな…。」
「うん。」
健「俺さ…ケンカしたんだ。菊池と。」
「え……」
ふまけんが、ケンカ？ライバルでシンメのふまけんが？
氷河期は終わったはずじゃないの？
ケンティーが東京から宮城に来ちゃうぐらいの大ゲンカをしちゃったってこと…？
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作者名：fumaken | 作成日時：2019年2月1日 18時
