11 ページ11
「え、あの、菊池って風磨…いや、風磨くんのこと？」
健「俺がいうのもなんだけど風磨でいいって。」
「あ、うん。」
健「そう。俺菊池と、風磨と、ケンカ、しちゃったんだよね。」
「なんで？」
健「俺風邪ひいちゃったんだよね。それが結構重い風邪だったんだよね。」
「うん。」
健「でもその時忙しい時期だったんだよね。年末だったしPVも撮んなきゃだったし。」
「うん。」
健「で、すぐ良くなるって思ってた
しメンバーに迷惑かけられないと思ってそのまま働いてた。」
「うん。」
健「でも、俺が無理してるの菊池は分かってて。それで菊池に休めって言われたんだけど迷惑はかけられないって言ったら『無理すんなよ。』って言ってくれた。だから俺は働いたんだ。でも菊池に言われてた時に休んどけばケンカになんてなんなかったのに……。」
「…どう、して？」
健「俺倒れたんだ。風邪が悪化して。」
「え…？」
健「倒れたのが菊池と俺しか楽屋にいない時で俺は他のメンバーが帰ってくる前に目を覚まして、でも目を覚ました瞬間に菊池に怒られた。『無理すんなよって言っただろ。』って俺風邪で弱ってたからか分かんないけど泣いちゃって。情けないよな。」
「ﾌﾙﾌﾙいやそんなことないよ。」
健「ﾆｺありがとう。で、俺が泣いてる間にメンバーが楽屋に帰ってきちゃって。」
「うわ…」
健「Aが想像した通り、俺風邪が辛くて喋れないのに泣いてるから菊池がメンバーに質問攻めされちゃって。
俺メンバーに心配とか迷惑かけたくないって思ってたんだ。一応最年長だし。でも、最終的には心配かけちゃったな。
そしてちょっと元気でてきて歩けるぐらいになった時に逃げたんだ。
メンバーから。
みんなその時撮影中だったから気付かれないでにげてこれた。
そしてお金とか持って新幹線乗ってなんとなくに宮城に来た。でも、宮城にきたはいいものもどこに行けばいいか分からないで歩いてたら急にだるくなってきて、判断力鈍ってたからかな。人に見えないとこだったら大丈夫だろとか思って寝ちゃったんだ。
そんで、寝てたらAが気付いたんだ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：fumaken | 作成日時：2019年2月1日 18時
