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嘘でしょ………
その場にしゃがみ込んだ。
え……？
お父さんが不倫……？
お母さんとは違う 女の人、いるの…？
妊娠…させたの…？
母「気持ち悪い！早く出てってよ！！」
リビングの扉が勢いよく開いた。
目の前には お父さん
きつい香水の香りがした…
一度目が合ったけど、知らない人みたいだった。
蔑んだ目で しゃがみ込む私を見下ろして 涙が止まらなかった。
「おとうさん……、、」
ねぇ…
どこ行っちゃうの……？
「待って……、、」
すると、玄関の方へ歩いて行ったお父さんが足を止め 振り返って私の方へ近づいてきた。
こわい…
なんで…？
お父さんなのに…
家族なのに…
でも今は 血の繋がっていない 赤の他人に見えた。
父「A、お前にもいつか分かる日が来る」
「………、」
だめ……
行かないで…
置いていかないで……
父「こんなものはもう捨てなさい」
ガシャン
首から下げていたカメラを抜き取られ その場に投げられた。
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月30日 22時
