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風磨 side
一度 Aが部活を無断欠席してから、連絡が取れていない。
電話もLINEもしたけど、あっちからの返事は全くない。
おかしい。
少し感じてはいた。
タイミングが悪く 修学旅行が入ってしまっていて、1週間Aと会えていない状況。
修学旅行も終わり 月曜日。
流石に不安になって、朝 Aの家の前まで来た。
Aに何かあったのか…
あの Aの友達に聞こうかと考えたけど、連絡先知らねぇし……
風磨「おせーな……」
Aの家の前で待つこと数十分
そろそろ行かなきゃ 遅刻になりそうな時間なのにAは姿を現さない。
インターフォン鳴らしてみるか…
ピンポーン……
「あら、どちら様…？」
扉が開いて 出てきたのはAじゃない。
多分 Aのお母さんでもない、
俺のじいちゃんばあちゃんと同じくらいの年齢の人。
風磨「あ、日野Aさんと同じ高校の菊池風磨です、！
Aさん、いますか…？」
「え、Aちゃんならお友達と学校に行ったはずだけど…」
風磨「ぇ……」
まさかの先行かれてた…？
しかも、友達と…？
確か 沙耶香ちゃんって子いたよな…
その子と一緒なら大丈夫か…。
風磨「ぁ、分かりました、
失礼しました…、」
「あ、あなたちょっと待って…！」
風磨「はい…、？」
「Aちゃんのこと……、助けてあげてほしいの…、、
もう、弱ってくあの子見るのが辛いの…
私たちじゃ、どうすることもできなくて…
お友達のあなたたちに任せもいいかしら……、」
助ける
弱ってる
どうすることもできない
どんだけ酷い状況なわけ。
先に学校に着いてあるであろうAに会うために 猛ダッシュで学校に向かった。
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月30日 22時
