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隣に座って俺の頭を撫でている大昇の方に顔を向けると、大昇はふっと笑ってもう片方の手で俺の頬に触れ、優しく涙を拭った。
「 俺の知ってる佐藤龍我はね、龍我が思ってるよりも何倍も素敵な人だよ。 」
俺の目を見つめながらそう言うと、また優しく俺の頭を撫でる。
大昇の言葉がすごくあったかくて。優しくて。安心して。余計に涙が止まらない。
「 もー。いつまで泣いてんの。可愛い顔が台無し 」
「 えっ、か、かわ、っ ！？ 」
大昇の「可愛い」の言葉に胸がドキッと高鳴り、顔に熱が集まっていくのが自分でも分かる。
「 ははっ 龍我顔真っ赤！ 」
「 だ、誰のせいで、、！ 」
「 え、誰？ 」
「 …。大昇嫌い 」
頭を撫でている大昇の手を振りほどいてふんっとそっぽを向くと、後ろからぎゅっと包み込まれる。
驚いて声も出せないでいると、大昇はぽつりぽつりと話し始めた。
「 俺はどんな龍我でも大好きだから。無理に変わろうなんて思わなくていいし、自分はダメだなんて思ってほしくない。
弱音を吐くことも時には大切だけど、今じゃないよ。
まだ龍我は頑張れる。ね？ 」
「 …大昇。俺、がんばる 」
そう言って後ろを向き笑顔を見せると 龍我は笑顔が1番だよ。と大昇はまた俺の頭を撫でる。
「 俺そろそろ撮影だから行くね、龍我ももうすぐでしょ？メイク直してもらいに行ってきな？ 」
「 あ、うん！ 」
大昇は立ち上がり、撮影場所へと歩いていく。
「 大昇、ありがとう 」
大昇の背中に向かって小さくそう呟く。
大昇といたら、なんだか素直な自分になれる気がしてきた。
「俺はどんな龍我でも大好きだから。」
大昇の言葉に、再び胸が高鳴る。今はまだ上手く言えないけど、この気持ちの名前も、いつか分かる日がきっと来るはず。
その日まで俺は、何があっても前を向いて生きていくんだ。
残酷なこの世界を、息苦しいこの世界を、希望しか見えない世界に変えられるように。
Fin
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ちょっと重い話になっちゃいました( ; ; )
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参考にさせていただいた曲
↓
當山みれい 「君のとなり」
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クロノ(プロフ) - リクエスト失礼します。うきなすで初めてのお家デート（泊まり）で彼シャツを着る那須くんにドキドキする浮所くんが見たいです！ (2020年4月8日 11時) (
レス) id: 3c25dd6b20 (このIDを非表示/違反報告)
名無し71418号(プロフ) - コメント失礼致します。α大昇くんでΩ藤井くんで作って欲しいです！ (2020年4月8日 2時) (レス) id: 68fe2c0972 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 初めまして！！金指くん、総受けが見たいのですが、リクエスト大丈夫ですか？？突然すいません！！ (2020年4月7日 22時) (レス) id: ed13f57ee5 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー。(プロフ) - α 飛貴くん Ω 那須くんが良いです！ (2019年12月27日 22時) (レス) id: 1a6a3835cc (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - α浮所くん、Ω那須くんが良いです。 (2019年12月27日 19時) (レス) id: 32fdc62437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なったん | 作成日時：2019年10月17日 21時
