想定外 ナイトメアside ページ9
「(まずい、これはまずい。大変なことになっちまった…)」
Dreamtaleに帰ったあと、俺は一人頭を抱えていた。Aが気になってる奴って…俺じゃねぇかよ‼
…おい、自意識過剰とか笑ってんじゃねぇぞ((
毎日花を送っているのは俺だ。
アイツは俺が届けているなんて夢にも思わねぇだろうし、そもそもの話俺は花なんて柄じゃねぇからな…。
それに俺は、Aの気を引くつもりなんて無かった。なのにアイツの初恋を奪っちまった…
「というか、アイツこんなことで気を惹かれちまうほど軽いのか??」
「そんなことないですよ!」
「うぉ…ッ⁉
………って…テメェ、クロスじゃねぇか…」
いきなり現れたクロスをジト目で睨んでいると、クロスはキラキラと目を輝かせた。
あーやめろやめろ…俺にそんな目を向けるな((
「先輩、Aのこと好きだったんですね!
やっぱりそうだと思ってましたよ!だって先輩いつも家にお花届けてますよね?それ完全にアプローチしてるってことじゃないですか!まぁ確かに、あんな酷いことしたのに許してくれたらハートの1つや2つ射止められちゃうのも分かりますけど…!」
「………………お前そんなに喋るやつだったか?」
「はい!」
元気よく返事するクロス。いやお前絶対違うだろ。純粋なのは変わりないようだが…
その時、俺はコイツが過去にやらかしやがったことを思い出した。
「そんなことよりクロス‼お前俺の過去をAにぶちまけやがったなぁ⁉よくも俺の黒歴史を…‼」
「す、すみません…‼でも先輩に今更黒歴史もクソもないですよ‼」←
クロス…、お前いつからそんな生意気な野郎になりやがったんだ…。
「………ということで、俺先輩の恋応援します‼」
「俺がいつ恋してるって言ったんだ」
「隠さないで下さい。俺もAのこと好きなんで、そのくらいわかりますよ」
「は?お前A好きなのに俺を応援すんのか??は?」
「はい。俺はその辺の知識がないんで、満足させてあげられないと思います…」
嫌にしおらしく言ったクロスに、俺も黙ってしまった。
「……まぁ俺のことは置いといて!
新しい情報だと、Aは次の週末マーダーとデートするらしいですよ!」
「………は?」
アイツが、マーダーなんかとデート…??
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アンテ民 - すっげええええ、、、、、(´;ω;`)けどさいごカナシと言うか感動、、、!!!、、、、、 (5月1日 7時) (レス) @page47 id: 27c5077d73 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - 晴菜さん» こんにちは、コメントありがとうございます!楽しんで頂けたようで嬉しいです…!そう言って頂けて、私も幸せでございます^^ (2022年3月29日 21時) (レス) id: 4c88579f44 (このIDを非表示/違反報告)
晴菜 - とても感動して最後らへんは涙が止まりませんでした!私も読んでいて幸せな気持ちになりました!ありがとうごさいます!! (2022年3月29日 14時) (レス) @page47 id: 1dd0e30cdc (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - (★Д★)さん» コメントありがとうございます!楽しんで読んで頂けていたら幸いです…!悲劇と希望、両方を味わって頂けたらと思います^^ (2022年1月10日 21時) (レス) id: 4c88579f44 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - ガメアさん» コメントありがとうございます!なんとか困難を乗り越えることができました…!最後まで二人を見守って下さりありがとうございます…! (2022年1月10日 21時) (レス) id: 4c88579f44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨモギ雲 | 作成日時:2019年12月16日 16時