恋愛相談 ページ2
【in StoryShift】
「…こんなものしかないけど、良かったら」
『ありがとう！』
そう言ってStoryShiftのキャラはテーブルにクッキーとジュースを置いた。
『突然来てごめんね…それで、つまらないお話だけど聞いてくれる？』
「もちろん、僕で良ければ」
ニコリと穏やかに笑うキャラ。片腕で頬杖を付くその姿はなんとも絵になる。
え、何このお兄さん感、イケメンじゃん好き。
『実はね、数週間前からなんだけど…』
私は例の届け物について話す。
誰なんだろうとか、その人のことを考えると胸が踊るといったことも含めて伝えた。
話している間も彼は微笑みを浮かべながら聞いてくれている。
話を終えると、キャラは腕を組んで推理でもするかのように話し始めた。
「なんともロマンチックな出来事だね」
『そうだよね素敵だよね！』
「新しい感情を得たばかりの君には難しいかもしれないけれど、一つ言えることは…あまりその気持ちに呑まれないように気をつけることだ」
『気持ちに呑まれる…？』
ピンとこなくて首を傾げる。
「例えば…君がナイトメアに心を支配された時があったらしいね。それと近い感じかな」
「感情のままに行動しないということだよ」と、キャラはクッキーを一枚かじる。
『えっとつまり、良く考えろってこと…？』
「そうそう。ほら、"恋は盲目"っていうでしょ？恋に夢中になると他のものが見えなくなったりするんだ」
これは本当に危ないと言って、うんうんと頷くキャラに私は目を輝かせて身を乗り出した。
勢いのあまりテーブルがダンっと音を立てて、彼は少し驚いていたが気にせず私は問いかける。
『キャラは恋をしたことがあるのっ⁉』
「えっ…??」
聞いた瞬間もともと赤い頬がさらに色付いた気がした。こんな表情を見せる彼はとても珍しい。
『え、誰々??私の知ってる人??』
「す、好きな人なんていないっ！」
『誰にも言わないから教えてよ！女子会しよう女子会…！』
「僕は男だｯ！」
顔を近づける私を両手でグイッと押し退けながら否定する。
案外分かりやすいんだね…！
『応援するからね！』
こんな気遣いのできて優しい彼に好かれている子は幸せ者だな〜。
未だに耳を赤くする彼を見てしみじみと感じるのだった。
「(…奥手の僕には、きっと無理だな…)」
その視線には気付かない。
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アンテ民 - すっげええええ、、、、、(´；ω；`)けどさいごｶﾅｼと言うか感動、、、！！！、、、、、 (5月1日 7時) (
レス) @page47 id: 27c5077d73 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - 晴菜さん» こんにちは、コメントありがとうございます！楽しんで頂けたようで嬉しいです…！そう言って頂けて、私も幸せでございます^^ (2022年3月29日 21時) (レス) id: 4c88579f44 (このIDを非表示/違反報告)
晴菜 - とても感動して最後らへんは涙が止まりませんでした！私も読んでいて幸せな気持ちになりました！ありがとうごさいます！！ (2022年3月29日 14時) (レス) @page47 id: 1dd0e30cdc (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - (★Д★)さん» コメントありがとうございます！楽しんで読んで頂けていたら幸いです…！悲劇と希望、両方を味わって頂けたらと思います^^ (2022年1月10日 21時) (レス) id: 4c88579f44 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - ガメアさん» コメントありがとうございます！なんとか困難を乗り越えることができました…！最後まで二人を見守って下さりありがとうございます…！ (2022年1月10日 21時) (レス) id: 4c88579f44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨモギ雲 | 作成日時：2019年12月16日 16時
