桜咲く頃 レイside ページ45
※人間界設定…というか日本にいる設定((
朝早く桜の木々が並んでいる下を、Aと一緒に歩く。
『桜って本当にピンク色なんだね〜！』
嬉しそうに桜を見上げるAの頭をサラリと撫でる。
ことの始まりは、遡ること2日前。
ーー
ー
二人でニュースを見ていた時のこと。
『ねぇ、桜って何？』
「桜ってのは春になったら咲く花のことだよ。」
『へぇ〜綺麗だなぁ…こんなにたくさんの花が木に咲くなんて珍しいね！』
ーー
ー
あの時、Aがすごく目を輝かせていたから俺が連れて行ってやろうと思ったんだ。
まだ人間界に渡ってから間もない俺達は、本などで得た知識として頭に入っていても、実物を見たことないものが多くある。
「俺も興味あったからな。丁度良かった。」
『本当？なら良かった！気使わせちゃったかなってちょっと思ったから…』
「は？そんなことねぇよ。俺がお前と来たいって思ったんだから。」
『えへへ…ありがとうレイ。』
照れたように目をそらして頬をかくA。
その初々しい姿は、桜の景色によく似合っていた。
「相変わらずウブだな。そんなんだとすぐ騙されるぞ。」
『別にいいよ！私はレイ一筋だからね〜？他の男の子なんてみてる暇もないよ〜』
そう言いってくれることが嬉しくて、腰を引き寄せてそっとキスをする。
軽く唇を食んでから離すと、目を見開いているAの顔が。
ククッ
頭ん中真っ白といったところか？
『…ひ、人に見られたら…//』
「おっと大丈夫だ。
なんのために朝早く出たと思ってんだよ。」
『人混みを避ける為でしょ？』
確かに、昼間とかはお花見で混むと思ったから…
ていうのもあるが
「二人だけで歩きたかったんだよ。
ふ·た·り·だ·け、でな？」
『あ…さてはからかってるでしょ！やめてよ馬鹿！//』
「ハハ、だって本心だもん。」
ポカポカ叩いてくるAの腕を掴み、恋人繋ぎに変えてからそのまま引っ張って行く。
最初は「離せー！」と恥ずかしそうに暴れていたが、その内大人しくなる。
『春だね』
「春だな」
そよ風が吹いて、
桜の花びらがヒラヒラと舞う中
二人が微笑みながら歩いていた。
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加代 - はい!わかりました。 (2019年4月17日 6時) (
レス) id: 8b7d3220bb (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - 乙羽真緒。さん» リクエスト了解です！ 続編で書かせていただくことになりますが、時間がかかってしまうかも知れませんので、そこは気長に待っていただけると嬉しいです…^^;; 天才だなんて…！他にも天才的な作者様はたくさんいますよ！（笑）でも嬉しい((殴← 私も好きです！← (2019年4月17日 0時) (レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - 加代さん» 分かりました！ では続編で書かせていただくことになるのですが、最近忙しい日が続いていて、少し時間がかかってしまうかも知れません…;; すみません！ それでも良ければ、気長にお待ち下さい…^^; (2019年4月17日 0時) (レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
乙羽真緒。 - こんなお話を作れる作者さん、天才ですか？笑 大好きです！！ (2019年4月16日 0時) (レス) id: d8ce241943 (このIDを非表示/違反報告)
乙羽真緒。 - リクエストいいですか……？ あのですね、レイが積極的なお話がいいです！ドSなレイも好きなので…笑 これからも応援してます！続編期待してます！！ (2019年4月16日 0時) (レス) id: d8ce241943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨモギ雲 | 作成日時：2019年2月12日 23時
