俺の恋した日。�◆．譽�side ページ38
in医務室
『…これはひねってるよ。完全に』
「別に平気だってこれくらい」
『だーめ。さっきもそのまま立ち去ろうとしたでしょ！』
もう！と言いながら包帯で俺の足を固定するA。
あの時、俺の異変に気づいて医務室まで歩くのを手伝ってくれた。
『…心配したんだからね』
「心配？」
『だって落ちた時、きっとロッシーを庇ったんでしょ？だから変な着地になっちゃって怪我して…』
「分かったんだな」
『当たり前だよ！じゃないとレイがこんなヘマするはずないもんね！』
ニコッと花が咲いたように笑うA。
それを見て、みんなに人気がある理由がわかる気がした。
きっとチャームポイントの一つなんだろうな
なーんて、考えているとAの手当てが止まった。
「どうしたんだ？」
『…不謹慎なんだけど、さっきの…ちょっとかっこよかったよ…//えへへ…』
「…っ//」
俺の心臓が撃ち抜かれた瞬間だった。
初めて恋をした瞬間。
少し恥ずかしそうに笑って、控えめに俺のことを見てくるその仕草、様子…
極めつけは上目遣い。
一瞬でAの虜になった。
『はい、終わったよ！』
「あ、あぁ…っ、ありがとな…//」
ーー
ー
その後はすぐに別れたが、俺の脳裏にはAの笑顔が焼き付いて頭から離れなかった。
その日からはもう、Aの仕草、行動…全てが可愛らしく見えた。
姿を見ただけで俺の胸が高鳴るほど、俺はAが好きになっていった。
そして、今に至る。
正直、俺は恋なんて自分とは無縁だと思っていた。
でも、あの日から生活が変わった。
「(まさかこんなに惚れ込むとはな…)」
『レイ？何考えてるの？』
木の下で本を開いたままボーっとしていた俺を不思議に思ったのか、Aが近づいてきた。
「いや、少し昔のことを思い出してただけだ。」
そう言ってAの頭をサラリと撫でる。
恥ずかしそうに笑ったその純粋で柔らかな笑顔は、昔と変わっていなかった。
それを見て俺も微笑む。
Aの愛らしい笑顔。
きっと、
彼女を好きになった理由の一つなのだろう。
ーーーーーー
リクエストありがとうございました！
このお題いいですね！
今まで書いてそうで書いてなかったです！((←
アイツが風邪引いた� ．譽�side→←俺の恋した日。� ．譽�side
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加代 - はい!わかりました。 (2019年4月17日 6時) (
レス) id: 8b7d3220bb (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - 乙羽真緒。さん» リクエスト了解です！ 続編で書かせていただくことになりますが、時間がかかってしまうかも知れませんので、そこは気長に待っていただけると嬉しいです…^^;; 天才だなんて…！他にも天才的な作者様はたくさんいますよ！（笑）でも嬉しい((殴← 私も好きです！← (2019年4月17日 0時) (レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - 加代さん» 分かりました！ では続編で書かせていただくことになるのですが、最近忙しい日が続いていて、少し時間がかかってしまうかも知れません…;; すみません！ それでも良ければ、気長にお待ち下さい…^^; (2019年4月17日 0時) (レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
乙羽真緒。 - こんなお話を作れる作者さん、天才ですか？笑 大好きです！！ (2019年4月16日 0時) (レス) id: d8ce241943 (このIDを非表示/違反報告)
乙羽真緒。 - リクエストいいですか……？ あのですね、レイが積極的なお話がいいです！ドSなレイも好きなので…笑 これからも応援してます！続編期待してます！！ (2019年4月16日 0時) (レス) id: d8ce241943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨモギ雲 | 作成日時：2019年2月12日 23時
