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第九話 ページ11
環「よし、型は一通り覚えたな。じゃあ次は実践訓練に入る。着いてこい。」
そうして私が連れてこられたのは山奥にある大きな洞窟でした。
『環、ここが実践の場なのですか？』
環「あぁ、そうだ。ここから出れたらお前を最終戦別に行かせる。じゃあ、頑張れよ。」
ドン
そう言った環様は綺麗な空を背に微笑んでいました。
そうです、私はこの時環様に洞窟の穴に落とされたのです。
今考えてもあの方は鬼畜です。
ストンッ
何とか着地には成功しましたが、この後どうすればいいのか私には分かりませんでした。
環様が落とした穴の上を見上げてみれば、空は遠く小さな豆粒の様でした。
私はとりあえずほかの出口を探そうと洞窟の奥に足を踏み入れました。
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作者名：ふじ | 作成日時：2019年12月11日 2時
