[暗殺教室×らんま½]透明少女の非日常 (ページ2)

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非日常1 ページ2

貴方視点
私は、椚ヶ丘高校1年A組の神羅。私は最強の種族と呼ばれる人種で、とても力があり回復力も人の倍以上ある。
そのせいか私はとても人に嫌われた｡嫌われたというより、恐がられた。そんな私に唯一優しくしてくれたのが浅野君｡だから私は彼にだけは心を許した。でも私は、浅野君にも誰にも言ったことのない秘密があった。それは水をかぶると男になる体質。そして、この日常が嫌なこと。
その嫌な日常が、これからも続くと思ってた。
今日まではネ。

女主｢え…?｣

朝起きると、私は鏡に映っていなかった。よく見ると、体は半透明になっている。理由を考えてもわからず、学校についた。そして、一つ分かったこと。

女主｢透明人間?｣

喋っても気付かれず、しかし物を持つことは出来る。それに、水をかぶると男になる体質も変わってなかった。

｢神羅ってさ、理事長に気に入られているからって生意気。｣

｢わかる。浅野君にまで手出して。｣

分かっていた。影でコソコソ言われている事くらい。みんなの態度で分かるから。それでも聞きたくなかった、影口なんて…。

女主｢っ!!｣
浅野君が私の前で普通に悪口を言う女子とキスをしていた。結局浅野君も私を悪く言うのかな。後でしたくてした訳じゃないことを知った。でもその時の私は、ショックで走っていた。気付けば、学校の校庭に居た。

女主｢誰も気付かないんだネ。｣
一人つぶやいても、他の声にかき消される。みんな普通に過ごしてて、そこに私がいないこと自体気付いていないように見えた。私は、髪をほどいて呟いた。

女主｢…というより、居ない方が当たり前だったんだネ。｣
みんな私を覚えていない。楽しそうな連中を見て私は、楽しく生きるのを止めてほしかった。道路の横断歩道に立っても、誰も気付かない。
はずだった。

女主｢あっ…。｣
前から赤髪の人と、青い髪の人、それから見慣れた三つ編みが歩いて来て、私を避けた。たまらず私は叫んだ。

女主｢ちょっと待って、そこの三人!!｣