今日からツッパリを……やめます！！！【2】【今日から俺は】 (ページ9)

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相「A…そいつは…」
貴「あぁ…もういいや。顔も見たくない。好きにしていいよ。」

ずっと胸ぐらつかんでるから、手もそろそろ痛くなってきたし。
蹴って、相良君の足元に突き飛ばす。

ゴ「やっ…やめてくれよ！悪かったよぉ！！！」
相「…まじで殺されてぇのか？」
片「…おら…はけよ。他の奴ら何処にいんだよ。」

ゴ「みっ…三橋と…伊藤をやりに…」
　
貴「…！？あいつら…」
片「…行くぞ。三橋と伊藤が危ねぇ。」

そういって立ち上がる智司。

相「…智司…なんでお前があいつらの心配してんだよ？」
片「…別に心配してねぇよ。」

智司…。

貴「相良くぅん…智司は貴方と違って優しいね♪」

そう言いながら、相良君の肩に手をおく。

相「チッ…」
片「…はやく行くぞ。」
貴「うん！」

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右に智司。左に相良君。
後ろに開久のヤンキー達と、ひきずられるゴロー。
貴「なんか…こうやってると開久の生徒になったみたいだね♪」
片「…そうだな。」
貴「みんなよろしく！」
「「うっす！！」」
元気よく返事してくれる開久の子達に、笑顔をむける。

相「うるせぇな…おめぇ一応軟高の頭だろうが。…だいたい、てめぇみたいな怪力女…開久はお断りだよ。」
貴「…ひっどーい！相良君の馬鹿ちん！…あ！そういえば、なんか噂によれば？狂犬の相良って呼ばれてるらしいじゃないですか？」
相「それがどうしたよ？」
貴「なぁにが狂犬だ！かっこつけちゃって！相良くんなんてねぇ…あの、あれだ！そう！チワワじゃ！」
相「…んだよチワワって！なめてんのか！」
貴「チ～ワ～ワ！ほ～ら！お手！チワワお手！」
相「てめぇ…」
片「…おいAあれ…」

貴「…！？三橋さん！いとちゃん！」

頭から血をながしている二人。
その後ろに紅野さんと岩田。
落ちているのは血のついた角材。
何があったかは一目瞭然だった。