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三人で芝生に寝転がると、ぼーっと青い空を眺める。
気持ちいい風が吹き抜ける中、最初に口を開いたのはいとちゃんだった。
伊「…おい。このまま乗り込むつもりかよ…」
貴「そうだよね…何か作戦考えないと…。」
三「…どうすっかなぁ〜…A。なんかいいアイデアないか？」
貴「ないです…。三橋さんこそ！いつもみたいに卑怯な解決方法ひらめいてくださいよ！」
三「バカ野郎！…ナイスアイデアと呼べ！…まぁ見とけ…もうすぐ思いつくからよ。」
自信たっぷりの三橋さんのナイスアイデアが浮かぶのを期待して、作戦会議は明日に持ち込みになった。
ーーーーーーーーーーーー
…しかし。
その日の夜遅くに、いとちゃんが救急車で運ばれたと三橋さんから連絡がはいった。
急いで病院へ行くと、ベンチに腰かけている椋木先生と目があう。
貴「椋木先生！！」
椋「…お前ら！今度は何してるんだ？」
三「え？何って？」
椋「ヤクザ相手はダメだろ！ヤクザは！」
ヤクザ…。
今井さんの姿を思い出して、嫌な汗がこめかみを伝う。
三「それより…伊藤大丈夫なのかよ！」
椋「…まぁ、意識はあるから大丈夫だとは思うけどさ…また警察くるから。お前ら知ってることちゃん話せよ？」
貴「私達何もやってないですよ！！」
三「なんも知らねぇって…」
三橋さんの不満たっぷりの言葉を遮るように、丁度いとちゃんが救急治療室から運ばれてきた。
三「伊藤…」
貴「いとちゃん！！」
今井さんほどではないが、いとちゃんも全身傷だらけだ。
伊「…三橋…Aちゃん…。ナイスアイデアでる前にやられちまったよ…すまねぇ。」
貴「…。」
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作者名：ひんやりだんご | 作成日時：2019年1月13日 13時
