33.窃野side ページ36
「窃野」
廊下を歩いていたら後ろから声をかけられた
窃「……ん、何、っっって若頭!!?」
なんつー態度とっちまったんだ俺はよぉ!!やっちまった
にしても若頭から直接話しかけてくるのはレア!!今日は問答無用でいい日だなぁ!!!
窃「ど、どどどうかしたんですか!?」
うわぁすっげえテンパってるわー俺。大丈夫か
オ「秦中の居場所知ってるか?」
あ、なーんだ
窃「Aですね。確かクロノさんと訓練場に」
オ「そうか。じゃあ見に行ってみるか。」
窃「あ!じゃあ自分も行っていいですか!!」
オ「…あぁ」
いやーしかし良いのか若頭の隣に居て
俺はそう思い半歩後ろについた
オ「…………秦中はどうだ」
……また話しかけられたーー!
ありがとうAーー話題作りになってくれてーー
よし今度ケーキ買ってきてやろ!!
窃「Aですか。最近実践の訓練もしてますし、書類作りもミスも少ないので
役に立っています」
オ「そうか……お前的にはどうなんだ」
お、俺的に!?どゆこと
窃「……あー良い奴、ですよ。」
それにこんな言い方をするが少し落ち着く。
昔、こんなことがあった。
俺が思い出したくないことの傷が随分癒えてなかった頃
あのときは俗に云うグラビアにも興味がなくなっていた。
ある日、表通りを多部と歩いているとき女子高生の集団の一人と肩がぶつかった
瞬間、香水の匂いが鼻につき、頭が気持ち悪くなって
道の真ん中でしゃがみこんでしまった。正直、吐きそうだった
その時は多部が背中を擦ってくれたから楽になったけど
……ああーこういうこと思い出したら不快な気分になってきた。くっそー
オ「そうか。……あいつはあの人の娘だから」
窃「え?」
オ「いや、何でもない。着いたぞ」
そう言って若頭は扉に手を掛け、引いた
中にいたのは
両手に、尻尾に、鎌があるかわうそ。いや、イタチと
そいつを撫でているクロノさんだった
顔は分からないが、
「ヤベェ」
といった顔がクロノさんから駄々漏れだった
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パピコ - 本当におもしろいです！窃野くんかわいい！更新まってます。 (2019年8月6日 15時) (
レス) id: ed6b97c7d1 (このIDを非表示/違反報告)
甘凛 - なにが広がっていたの…！ (2019年1月6日 21時) (レス) id: 8ef22124ce (このIDを非表示/違反報告)
うぇーい - 好きだ (2019年1月3日 15時) (レス) id: 1f417be624 (このIDを非表示/違反報告)
ねじる - うっ・・・。なんてイタイところを・・・。クソッ、オバホと補佐と窃野君に涙目×上目遣い×袖クイしてオトしてから死穢八斎會絶対入ってやる〜！ (2018年12月11日 18時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
クロス - ねじるさん» あー良いですねそれ。だけど絶対その前にオバホにバツンされるかもしれない……見てくれてありがとうございます!! (2018年12月11日 18時) (レス) id: 22ec0e9537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カーミン | 作成日時：2018年7月23日 15時
