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樹side
なんとなーく、朝のAちゃんが気になっちゃって、
仕事帰りにカフェに寄る。
お客さんもまばらにしか入ってないしAちゃん構ってくれるかな。
「えっ、樹さん」
「寄ってみた〜、えっとね飯が食いたいっす」
「あ、メニュー持ってきます！カウンターどうぞ！」
やっぱり空元気に見えちゃうんだよなあ、
だいぶ仕事できるようになってきたっぽいけど、
俺が求めてるのはあんなに頑張って無理して笑ってる顔じゃない。
ちょっと恥ずかしそうに、可愛く笑ってる顔なのに。
適当に注文して、長居してたら
閉店時間になっちゃって、お客さんも俺だけになったし。
そろそろ話してーなーって思ってAちゃんにおいでって声をかけた。
「もう帰るの？」
「はい、お片付けして着替えて帰ります」
「んじゃ俺車だから送ってく」
「いや！私自転車なので！」
「ん？眼帯してるのにチャリは危ないでしょ？嘘だよね？」
「あ、えっと...」
「ねえ、それほんとにものもらい？」
そっとAちゃんの眼帯に手をかけるとびっくりするくらい拒絶されたから、思わずその細い腕を掴む。
「っ痛....」
「あ、ごめん、そんな力入れたつもりなかった」
ほんとに、強くなんて握ってないのに、
明らかに顔を歪めて痛そうな顔をしたから、
嫌がるAちゃんを制して優しく袖のボタンを外して、
ゆっくり捲りあげた。
「...どしたの、これ」
「...えっと、転びました」
「どう転んだら腕がこんな痣だらけになんの？もしかして逆の手も？」
まさかと思って見ただけだったのに、
嫌な予感は当たるものなのか、
逆の手も傷やら痣やらがいっぱいだった。
.
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たあちゃん(プロフ) - 初めまして、いつも楽しみにしておりました。完結寂しい気持ちでいっぱいですが、是非今度ほくじゅりでのストーリーを希望します！とても楽しい作品をありがとうございました。 (2019年5月29日 23時) (
レス) id: 8f5f6e5a79 (このIDを非表示/違反報告)
jesstan(プロフ) - ジェシーが、幼なじみのお兄ちゃん的存在から 主人公の女の子と成長していくみたいなお話が読みたいです！ (2019年5月29日 14時) (レス) id: d213c6b11b (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - 続編希望です！！！まだまだこのお話を見ていたいです！ご検討よろしくお願いします！ (2019年5月29日 0時) (レス) id: db9316f164 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 続編希望です！もし他のお話になるのなら、教育実習生として行った学校で高校3年生の樹と出会い、樹に一目惚れされ猛アタックされるみたいな物語も見てみたいです！ (2019年5月28日 22時) (レス) id: 203fcc8e94 (このIDを非表示/違反報告)
七彩(プロフ) - このお話大好きです！続編希望です…！休日彼女ちゃんとデートしてるときに樹くんの生徒さんとばったり会っちゃったお話見たいです…！ (2019年5月28日 17時) (レス) id: fd52312e40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴 | 作成日時：2019年5月10日 16時
