〇 ページ43
·
【5番は、松村北斗さんです。松村さんに告白する女性は部屋から出てください】
マアヤは、不安そうな顔で部屋から出ていく。
それもそのはず、ここまでの4人でオオカミくんだったのは高地のみ。
必然的に北斗か慎太郎、どちらかはオオカミくんということになる。
それでも、北斗の前まで進み、
天を仰いでからゆっくりと話し出した。
マアヤ「····こんなに掌で転がされたのは初めてだったし、こんなに考えてることが読めないのも初めてでした。
だからかもしれないけど、もっと知りたいって思う自分がいて、たくさん北斗との時間を過ごすうちにどんどん惹かれていきました。
悔しいけど····すきです。お願いします」
マアヤが控えめに差し出した手。
北斗は、持っている風船をその手に近づけ、
ギリギリで手を離し、風船は空に飛んで行った。
マアヤ「····そうだったんだ」
北斗はマアヤに手紙を渡し、そのまま去っていった。
《マアヤへ》
俺はこのオオカミくんの話が来た時、
完璧に演じ切ってやろうと決めました。
恋する男を完璧に演じて、やりきろう、と。
この手紙をマアヤが読んでるということは、俺はその目標を達成できたみたいです。
同じ俳優業をしているマアヤを選んだのは、
見抜かれるかもしれないというハラハラが
高い戦場で戦えているような気がしてワクワクしたからです。
予想通り、一筋縄では落ちてくれなかったよね。
純粋に楽しめました。
俺はこの経験を生かしてもっともっと高いところを目指します。
マアヤにとっても、このオオカミくんが悪い思い出にならないことを、
心から願っています。
マアヤ「自分がオオカミくんじゃない、とは言わない彼が狡いなあ、とずっと思ってました。
·····いい刺激をもらえたような気がします。
私ももっともっといい女優になれるように努力します」
寂しげながらも、どこかすっきりしたような表情をしているマアヤ。
待機場所に戻り、マオとふたりで目を合わせて笑った。
·
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1348人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し64629号(プロフ) - とても良かったです！カップルと狼くんだったメンバーのこの後の話を読んでみたいです！！ (2020年4月16日 17時) (
レス) id: 38cd395f65 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 私は、sixtonesのなかで、樹君が好きだったので、嬉しかったです。ぜひ、続編とかつっくてくれると、嬉しいです！ (2020年3月12日 23時) (レス) id: 135824d8de (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - とても読みやすく面白かったです！オオカミくんのその後とかも気になる笑 (2020年2月18日 16時) (レス) id: a54334f665 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 私はジャニファンとかじゃないんですが楽しく拝見させていただきました！樹と相手激推派だったので嬉しい＆微笑ましかったです！ (2020年2月3日 17時) (携帯から) (レス) id: dd64a0a563 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 次はSnow manのオオカミくんバージョンがみたいです！！ (2020年2月2日 5時) (レス) id: 1647bd3009 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴 | 作成日時：2019年6月8日 12時
