36 ページ36
翼side
Aの事…
「いや…」
『そうだ…今、何時…?』
「えっと…20時…どうかした?」
『ちょっと人と会う約束してて…私の携帯、どこかな?』
「会社…」
『あ、そっかそのまま…』
「約束って…吉野さん…?」
『へ?』
丁度残業してた仲のいい同僚から俺に
連絡が来てた、Aの電話に吉野さんって
人から電話が来て病院の事伝えたぞって…
「吉野さん…?」
『ううん、北人くんじゃないよ、壱馬…』
そう言って外の月に視線を移した…
「病院の場所、吉野さんに伝えたって…」
『そう』
「けど…来ないね、どっちも…」
『きっと忙しいんだよ』
「2人が芸能人だから…?」
『えっ…』
「ごめん知ってた…」
『そっか』
「だとしても会う約束してたなら普通来るじゃん…」
『翼…何が言いたいの?』
「あの2人はAの事なんて何も考えて…」
『良いよ別にそれでも…だけど多分…彼は…』
言いやめてまた月を見ていた…
「Aの荷物…持って来てくれるみたいだから取ってくる…」
『ごめんね、ありがとう。』
Aは何でそんなに信じてるの…?
一体どっちを…
268人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Moon | 作成日時:2023年1月10日 23時